リソの『性格タイプの分析』に書かれていた タイプ6とタイプ8の違い

今回、これでリソの本の話は最後となります。
元々は、私の書くnoteに来ている人にタイプ4とタイプ5が多いので、その違いの記述がないかを探していたのですが、
その部分が無かったので、
今まで会ってきた人を思い出しながら、タイプ○とタイプ△の違いの文章を選び、メモをいくつか取ってきたのでした。
そのメモを使いながら今まで紹介してきたわけですが、それも今回で最後になります。

それで、最後は、タイプ6とタイプ8の違いです。

タイプ6とタイプ8なんて全然違うでしょう。という声が聞こえてきそうです。
でも、私から見るとタイプ6の人がタイプ8と言ったり、その逆があったりしています。
それでリソは何と言っているか?メモを取ってくることにしました。

先に簡単に性格タイプの説明をします。

タイプ6は、知をもって関係性に生きる性格タイプです。
タイプ6は、日本人の国民性とも言われている性格タイプでもあります。
『忠実な人(ドン・リチャード・リソ)』『疑念者(ヘレン・パーマー)』『慎重な人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われています。

タイプ8は、意をもって人につなげていく性格タイプ。人を律する人です。
『統率者(ドン・リチャード・リソ)』『ボス(ヘレン・パーマー)』『主張する人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われています。
兄貴肌、姉御肌な人で、トランプ大統領もタイプ8です。

では、リソが語る2つのタイプの違いを少しご紹介します(先に断っておきますが、全部メモしているわけではありません)。

「段階6では似通っている―ただしこの<段階>に限っての話である」

段階6とは、レベルが段階1から段階9まである内の段階6という意味です。
段階1から段階3が健全な状態で、段階4から段階6が通常の状態なので、
通常の中では一番悪い状態ということです。
ただ、一番悪いとは書きましたが、この世はストレス社会なので、段階6とか段階5あたりに多くの人はいると思ってかまいません。

幸福でストレス無くハッピーな人なら段階4か段階3あたりになります。


あなたのレベルの上がっているかの確認のしかたを お教えします
あなたのレベルが下がっているかの自己判断のしかたを お教えします
通常のタイプ6(これで近頃の日本を説明する)』←タイプ6の国民性である日本をレベルで説明した文章

 本質的な違いは、タイプ6は相応の圧力を加えれば結局は譲歩し、その防衛はもろく崩れ去るのに対し、タイプ8に反対すればますます彼らを挑戦的にさせ、新たな攻撃で敵に立ち向かわせる結果になるだけである、ということである。
 この<段階>では、どちらのタイプも危険である。皮肉なことに、この段階では、おそらくタイプ8よりタイプ6の方が危険であろう。彼らは不安に満ちており、衝動的に、見境なく他人を攻撃する可能性があるからである。(略)しかし、いったん暴力的になってしまえば、タイプ8の方がタイプ6より危険である。なぜなら、タイプ8はずっと冷酷で、その膨張した自我の勢いで、敵を完全にたたきのめすまで強引に押し進むことができるし、そうすべきだという気になっているからである。

タイプ6って、安心・安全・安定が好きなので、タイプ6が攻撃的になるのは、不安や混沌が目の前にあって、安心・安全・安定が崩れるストレスに対抗するために(ストレスを押し返すために)、攻撃的になるのですよ。
でも、攻撃している状態そのものが不安定なものなので、攻撃しつつもストレスがたまっていくんです。
こういうときタイプ6は、恐怖を感じる不安定なものに対し、手当たりしだいに、手近な物を投げつけて逃げる感じになっていたりしてます。
これは攻撃もそうですが、その場しのぎの嘘となって出てくる場合もあります。
この嘘行動の代表例としては、タイプ6の安倍総理がそうですし、元TBSの山口氏も、その都度その都度その場しのぎの嘘を付いているようなので、もしかするとタイプ6の可能性があります。

それに対して、タイプ8は、意をもってつなげる人なので、攻撃はお得意です。反撃は嫌いますが、攻撃している自分の状態がストレスになることはありません。


私から見た両者の違いを述べると、
タイプ6は自分の要望を伝えるときにさえ慎重ですね。
仕事の進め方に不満を言ってきたタイプ6に対し、「なら、どうしたらいいのか」と尋ねたら、「それはー、そのー、上の方々で決めていただいて」と言ってきて、不満やNOは言うのだけども自分の見解は言いたがらないところがタイプ6にはあります。
通常のタイプ6は、依存的だとリソ&ハドソンは言いますが、これも依存の一種だと言えます。自ら安全圏の外には出ようとしないのですね。そこは他人にさせる。
タイプ6の国・日本で忖度が生まれる土壌は、こういった動きが元になっているといえるでしょう。

一方で、タイプ8は、自分の要望をちゃんと伝えます。不満の解消をすべくつなげてきます。自分の思い通りにさせます。結果としてその場を律します。


でもですね。それでも間違える人は間違えるんです。
そうなると、やはり『自分のセンターの確認のしかたを お教えします
のようなものを提示して、自分のセンターの確認をしていただく必要が出てくるんです。
タイプ6はヘッドセンター、タイプ8はガッツセンター。
本来は、間違えるはずがないのですが、これが結構難しいのです。
いや、本当に。
本当に。


参考 『私が行なっている、タイプ6かの判断方法
ドン・リチャード・リソの『性格タイプの分析』を読んでの感想

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?

コメント

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。
エニアグラムに関することを中心に書いています。ときに話が脱線しますがご容赦ください。えん☆ と申します。読みは「えん」でも「えんほし」でもかまいません。1回目の文章『エニアグラムってなんだ?』は、https://note.mu/en_hoshi/n/n8b2e47c9afae
リソの『性格タイプの分析』に書かれていた タイプ6とタイプ8の違い|えん☆ エニアグラムのことばかり書いています