投稿作品29作品
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朦朧とした眼 外をみつめて
窓を開け閉め
化膿していく傷
舌で舐めたり 息を吹きかける
夏が過ぎ去っていく
楽しいね
雨のなか ダンス
紐がほどける
ぼくだけがずっと子供なんだよ
くだらねぇ...レクイエム
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王宮の人魚姫のように
ぼくらは余裕に浸っていたい
不安げなきみの表情すら
雲の隙間にかくす
Dreamin', dreamin'
呪文みたいに言い訳を
ぽとぽと零していたら
明日のことさえも見えないや
Dreamin', dreamin'
霧の向こうで呼ぶ声をたしかに感じたけど...あまい
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ずっと僕はここで生きている
ただレールに沿って
斬新的なそのアイディアをまた拒絶している
I don't know why
掴もうとして届かない
焦らないで 目をみて
I don't know why
暗闇で確かめる 赤い血と白い手
あの日みたオレンジの夏で君とはしゃぎたいよ
Dark, dark...ダーク
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プリズム
さぁ、これからどうしようかってずっと迷ってる
もう吹き去る風 頬をすべる
階段を上っている 終わりはないみたい
赤い木の実をかじっている アダムとイヴのように
砂糖づけのあたまで
凍りついていた夢をみよう
きらめいて クリスタル
闇のなかで一際かがやくきみは可憐で
抱きよせてあげるから...プリズム
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今、君が君であると言うのならばそれがすべて
目を耳を鼻を口を上手く隠し通せても
家の裏で悪魔が笑う
コイントスで表が出た
一か八かに賭けてみるのも悪くはないけどさ
How low?
フルーツのガムを膨らます
その葉を燃やせばいいだけ
最低で最高さ
知らないどこかへ行こうぜ...デーモン
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歯が欠けたジョンが言うには
あれもこれも杞憂らしい
おべんちゃらなんだコイツは
おまけにダサいし
かぶりを振るんだ僕はね
できるだけ そういじらしく
先生もインチキ野郎でね
反吐が出そうだ
この街を出ようか
もう二度と帰りたくもないや...ひまわり畑でつかまえて
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「ここにいつまでもいるつもり?」
君はボブ・ディランを聴いたりして
青い心にのたうち回された
こんな小さなサークルの中で
丸い風に吹かれて、話は2ページ進んだ
退屈なのに焦がれてる
あぁ、なんだかもどかしいな…
ねぇ…!
それは胸のときめき、ほどけそうでほどけない
どうか笑っておくれ 今は...ゴールデンジャーニー
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つまらないドラマを見ていた
なんだかさみしい
魔法がとけたあとみたいに
二人で布団にもぐって
私って僕らってこれでいいのかな
でもきっと幸せはこんなもんだよな
明日 世界がもし終わるなら
会いたくて会いたくて君を探すだろう
きっと命が尽きる頃には
そんなこと忘れて強く抱きしめて...ワールズエンド・イヴ
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私とあなたは似たようでシーソーゲーム
アキレスと亀のような関係性だった
汚れたナイフを隠した白い冷蔵庫
午前の四時半 ハイウェイ歩いていたんだ
後部座席 積んでいる
深い深い罪悪たちを
やっとの思いで降ろして
海に投げ捨てた
これで明日から笑えるね
床に寝転んでキスをして...ミットシュルディガーは恋人
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あーあ なんか楽しいことなにもないや
退屈で死んじゃいそう
そしたら明日デートにでも行こうか
春が来るからさ
そこのバス停で待ち合わせて
翡翠のまちへ行こう
眠りについて気付いたら
きらきら宙に浮かんでいた
天国へ落ちていく 垂直落下
スカートひらりと真っ逆さま...翡翠のまち
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幻だったプールサイド 白い恋をした夏のこと
すり抜けた春に手を振って 花が咲いた
「さようなら」なんて言えなくて
ぬるい夏をまた迎えている
白昼、ただぶら下がって
鉄のような 青が刺さる
四月の霧は青すぎて
スカートが揺れて 霞んでる
横目で見てた君の顔
思い出しそうだ...ハチスは夏に背を向けて
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夏休みの事です。
10年前の事です。
お墓まいり向かう車内、流れ出すラブソング
口ずさむ僕は少年
いつの間にか大人だった
夏のせいさ もう全部全部 夏のせい
君が好きでしょうがなくなるのなんて
生きていたらね
いつかいつか幸せになれるはずと
僕は思うよ...夏のメロウ
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だらだらと続く毎日
愛を飼って現実逃避
夏が来る気がしたからさ
君を連れて逃げちゃおうかな
ウォーアイニーさ
「大体そんな気分」
人生なんて辞めにしたいよね
愛されたいわ
「はいはい、もういいわ」
相談があるの...プラトニック・ラヴ
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白い肌 裸になって
漏れる声は透明だった
クジラの胃の中で咲き続ける花のように
「笑って」
ありふれた三月だった
花嫁は幸せそうに教会で手を取った
神はそこにいないのにね
間違っていたいなんて
笑って言うんだ あなたはどうかしてる
空港で可憐な少女の手を握った夢...ヘウリスコーの愛し方
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最低な恋をして曖昧に終わるんだ
案外さ それだけで幸せなのかも
最低な人生で簡単に終わるんだ
案外さ それだけで幸せなのかも
夢の夢のまた夢を見ていたの
シーサイド 子猫の甘い結末
さようなら
花をもぎ取って 扁平足で海辺を走った
軽やかに 軽やかに
さようなら...さようなら、花泥棒さん
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ツツジの相談 inst choあり 未マスタンリグ