前回は例を挙げ、容姿を中傷する人間の特徴をまとめた。
今回はそういう人間に遭遇したときの対処法についてまとめる。

1 容姿を中傷する人間を見かけたケース

 SNSなど自分とは無関係の人間が容姿を中傷されているケースでは自分が対象でなくともあまり気分の良いものではないだろう。ただ無関係だからといってそのまま見過ごすのも気が引けるかもしれない。
一方で容姿の中傷をする人間を諌めたり、辞めるよう促すのも効果があるかというとそんなことはない。
考えても見てほしいが、他人の顔や体型を中傷するような人間が友人にいたとしたら、皆様はどのような対応をするだろうか。おそらくこんな奴と関わりたくないと感じ、全力で距離を取るのではないだろうか。
ネットだと麻痺しがちだが、このような人間は歪んだ正義感で中傷していたり、周りと一緒になって中傷しているので、自分が悪いとは思っていないのである。
反省を促すのは無意味であり、批判すれば寧ろ被害者面するのは目に見えている。
じゃあどうすればいいかという疑問に関してだが、SNSであれば通報→ブロックするのが一番楽だろう。
もしくは、twitter以外でのプラットフォーム(ライブドアブログ)にて批判するのもかなり効果的である。
これはあくまで主観であるが twitter以外のプラットフォームで批判されるのをこういう人間は嫌がる。
ブロックやミュートで見なかったことにできないこともあり、彼(女)らは、自分への批判を受け入れたくないのだろうが、自分が批判されていると分かれば気になって見に来てしまうのである。
そうすればブロックもすることができず、多くの方に見てもらうことができる。
住所や勤務先が判明している場合は、ツイートを印刷して送ったりメールで情報提供するのもありだろう。
流石にママやパパに説教されたら改心する可能性はある。
実際、勤務先に密告されてクビになった人が以前いたような気がするが、ネットでは許されても現実の人間の批判はブロックもミュートもできない。

2 自分が被害者になったケース

 小花衣のような人間に容姿を中傷された場合は、どのような対応をすべきだろうか。
まず1つは、スクリーンショットや魚拓で必ず保存することである。
経験上であるが誹謗中傷する人間はツイートを保存することを露骨に嫌がる傾向にある。
誹謗中傷された事実を証拠として必ず保存し、証拠隠滅を阻止し、誹謗中傷された事実を警察に相談することが肝要だ。
勿論警察が"顔が気持ち悪い"程度では対応もらえない可能性がある。
しかしここでは、相談したという事実がとても重要であり、容姿の中傷は公益性があるとはみなさないため、侮辱罪とみなせる。(名誉毀損罪は公益性による違法性の阻却が在る)
警察に相手にされなくても受理されたと言えば、この手の人間は高確率でツイートを削除する。
削除したからといって許されるわけではないし、なかったことにはできないが一歩前進と言える。
ちなみにブロックするのも効果的と言える。
あなたの中傷に飽きてターゲットを別に定めるだけなので根本的な解決にはならないがこの手の人間は外部の人間が何かをしてどうにかなる問題ではない。
相手するだけ時間の無駄である。

3 社会としての対応

  まずはネットでの発信とはいえ、自分の発信に対して責任を持とうということを教育すべきである。
「消したからOK」とか「悪気はなかった」とか言い訳は通用しないことを子供から大人まで認識することが必要である。そして画面の向こう側の人間が傷つく可能性も考慮すべきである。まあ、他人がどうなろうがしったこっちゃないという考えを持つ人には通用しないかもしれないが。
前編でもお答えした通り、孤独や退屈が原因で他人の容姿に対して中傷する行為が大変多い。
以上を踏まえ、社会的に孤立しうる人間(独身・無職など)を救う目的での社会的アプローチが必要なのかもしれない。(ちなみに、独身の方や無職の方を悪く言うつもりはなく、孤立しうる例として挙げさせててもらう。)
リアルでのコミュニケーションが活発化すればこの手の人間が減る可能性もある。
まあ、前述したとおり、容姿を中傷する人間がまともなはず無いので、この程度のことでおさまるとは思えないが、減るのであればこれもまた有益である。
また、警察の中に誹謗中傷にかかる部を設置することもありだろう。
警察のキャパを考えると被害届の受理に限界があるのは明らかなので、専門のリソースを増やすことも有効である。
ただ、金銭的な面で限界があり、そう簡単にはいかないのが現実である。




まとめ

容姿の誹謗中傷をなくすは難しいことであるが、あくまで自衛の手段や第三者としての理性的な対応について取り上げさせてもらった。
まとめると、諭したり、諌めたりするのは基本的に時間の無駄であり、話が通じると思ってはいけない。
反省しているのであればまだ救いようがあるが、この手の人間が反省・謝罪するのは極めて稀であることはお伝えしておきたい。
皆様ご自身の時間や心が最も大切なので、相手にしないのが無難でありノーリスクであるといえる。