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敵はいない。全員味方だ。

ポジティブな信念とは別に、ネガティブな信念がある。ポジティブな信念は「敵はいない。全員味方だ」と思わせるが、ネガティブな信念は「またあんな恥ずかしい目には遭いたくないから、自分を押し殺して生きよう」と思わせる。幸せになることより、痛い目に遭うことを避けるようになる。結果、人類全体に対してよそよそしくなり、自分は誰からも愛されない、世界は私に何も与えてくれない、自分は幸せにはなれないのだ、などと言った思い込みを強める。

ネガティブな信念に負けると、完璧を求めるようになる。あらゆることをそつなくこなさなければ、また、痛い目に遭うかもしれない。そう思って色々なことを遮二無二頑張るのだが、うまく行かない。必ず、何処かでボロが出る。そして、人間が怖くなり、自分の殻に引き籠る。ほとんどの人は「完璧なあなた」ではなく「不完全だけど愛嬌のあるあなた」を愛していると言うのに、そのことに気付かず、気付いていても「自分の全部がばれたら今いるみんなも離れていく」と思い込み、捨てられる前に捨てる。

ネガティブな信念は「本音を出すとみんな離れていく」と思わせる。だから、楽しむことよりも問題を起こさないことが最優先事項になる。だが、完璧は人間などこの世に一人もいない。必ず、何処かでボロが出る。そして「やっちまった」となり、自分の殻に引き籠る。可愛らしいと言えばこれほど可愛らしいこともないのだが、勿体無いと言えばこれほど勿体無いこともない。自分の殻に引き籠り、何をしているかと言えば、実は結構くだらないことをしている。漫画を読んだりお笑いの動画を見たり、知る必要のないアンダーグラウンドの世界を勉強したりしている。ネガティブな信念が強い人ほど、実は、くだらないものが大好きだったりする。

私も「くだらないもの」が好きだ。だから、ネガティブな信念が強い人とは結構友達になる。自虐が行き過ぎた彼らは愉快で、的確なツッコミを入れることさえできたら、最高の漫才が成立する。笑いは垣根を取り払い、人間の業を肯定する。ネガティブな信念の持ち主を観察すると、無垢な彼らは結構簡単に無邪気になる。だが、無邪気になってしまった自分に「はっ!」となって、再び自分の殻に籠る。ネガティブな信念が強い人は「人と関わりたい」と「一人でいたい」という両極端の感情に自分自身が引き裂かれているため、見ていると面白い。アクセルとブレーキを同時にベタ踏みしている状態なので、普通の車らしからぬ動きを頻繁にする。

世界はツッコミを待っている。ネガティブな信念はボケだ。ボケにはツッコミが必要である。的確なツッコミだけが、ネガティブな信念を成仏させる。今、たくさんの人がボケてくれている。ボケている人は、本屋さんの自己啓発コーナーにたくさんいる。実は、彼らにとって必要なものは、自己啓発の知識でもなければタロット占いや数秘術やスピリチュアルの知識でもなく、的確なツッコミを入れてくれる人間の存在である。ネガティブな信念の持ち主たちがせっかくボケてくれているというのに、ツッコミを入れないのは野暮だ。これが一番の環境破壊である。ネガティブな信念を成仏させて、ストレートに幸せになる。敵はいない。全員味方だ。

坂爪さん

こんばんは。昨日は遠くまで来てくださったにもかかわらず
大変失礼な対応をしてしまい、ほんとうに申し訳ありませんでした。

夜中にふとんのなかで「自分は狂っている」と思い至りました。
私は狂った自分を坂爪さんに調律していただきたかったのだと気付きました。

狂っている自覚のないまま、それを坂爪さんにぶつけてしまいました。自覚をもってやる以上に、私は坂爪さんに悪質なことをしました。
大切な時間を奪ってしまってほんとうにごめんなさい。

私は坂爪さんのように、すぐに立ち去ることができませんでした。いつも離れることが怖くて、執着して、やりすぎて、自分の感情がわからなくなっていました。

坂爪さんが書かれていたように、私はまさにゾンビだし、坂爪さんにとって敵です。
それでもこの人は本音を書いてくれるんだ、と驚きました。
坂爪さんは私によるストレスでやられてしまっていたにも関わらず、です。

寝て寝ろ。自然のなかでゆっくりすごせ。お前に必要なのは多分こっちだ。人間になれ、コジコジになれ、プーさんになれ。
これは坂爪さんのやさしさだと思いました。この人は見捨てないんだと思いました。

うなぎパイと一緒に渡してくださった本、家で開いたときにはじめてカードが添えられていたことに気付きました。
丁寧な美しい文字で、一文字一文字心をこめて書いてくださったことが伝わってきました。

こんなに心をこめて用意してくださっていたのに、返してほしいと言わせてしまった。
坂爪さんがおっしゃっていたとおり、エゴに取り憑かれている私に今一番必要な本です。カードと一緒に大切にします。

ずっと楽に生きたかったんだ。そう思うと心が軽いです。
坂爪さん、私、仕事も、会社も、社長も、ほんとうに樂しくて大好きでした。こんなに大切なものを手放すのだから、きっと大丈夫なのだと思います。もっと、心を喜ばせてあげようと思います。

自分のジメジメした感情が、坂爪さんに照らされてカラッと乾いていくような、風が通るような感じがします。
私、コジコジ大好きなんです。自分がコジコジになれるなんて思ってもみなかったけど、なれるんですね。ゾンビからコジコジになります!

お会いできてよかったです。坂爪さんはやっぱりハンパじゃなく美しい人です。ほんとうにありがとうございました。

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おおまかな予定

5月29日(水)東京都渋谷区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!

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