第91話 ロベリア革命の闇
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キャンプの翌朝、零夜達は朝食を食べた後にロベリアに向けて出発する事になるが、その前にマリーの服を変えなければならなかった。
このまま行ってしまったら捕まってしまう為、零夜達は対策を練って考えていたのだ。
「服については上半身はスポーツブラ、下はカーゴジーンズだけど、それで良い?」
「ええ。構わないわ」
ミミの質問にマリーは頷く中、零夜の方に視線を移す。
「ちょっと彼を抱いても良いかしら?」
「それは絶対に駄目だからね!」
マリーの質問にミミはガルルと威嚇しながら反論し、マリーは頰を膨らます。
「おいおい。少しぐらい良いじゃないか。マリーもそれを望んでいるみたいだし」
零夜が苦笑いしながらマリーに近づくと、彼女は彼を抱き締めてポンポンと頭を撫でる。
「よしよし。良い子良い子」
「俺、25歳なんだけど……」
マリーが嬉しそうな表情をしているが、零夜が苦笑いをした。
するとマリーが零夜から離れた直後にルリカが彼の頭に噛み付いた。
「あだーっ!ごめんなさーい!」
「私も抱っこしたいです〜!」
「分かったー!分かったから噛み付くのは止めろー!」
(あの娘……噛み付くのが凄いわね……けど、いつもの事なのかしら……)
この光景にコーネリアはルリカの行動に称賛しているが、零夜が悲惨な目に遭う姿に唖然としていた。
※
「全く……噛み付くのも程々にしろよな……」
その後、マリーはスポーツブラとジーンズに着替え終え、零夜達と共にロベリアへ向かっていた。
零夜は頭を押さえながらルリカ達に注意するが、彼女達はそっぽを向いて口笛を吹いていた。
「怪我の方は大丈夫?」
「なんとかね……だが、ロベリアがアークスレイヤーと絡んでいるとなると、住民達もアークスレイヤーによって染まり果てているだろう」
「そうね。革命の行き過ぎは国の崩壊に繋がる。私としてもそれは危惧しているからね」
マリーが真剣な表情をする中、ソニアが足を止める。
「おい、あれ……ロベリアじゃないか?」
「?」
ソニアが指差す方を見ると、ロベリアの街が見えていた。外観は西洋で、まさに中世フランス其の物だ。
「あれがロベリア……」
「この国にアークスレイヤーのアジトがあるとなれば、戦うしか方法はないわね」
ヒカリの真剣な表情にジャンヌ達も一斉に頷く。
「よし。潜入開始だ!」
零夜の合図と同時に彼等は一斉に駆け出し、ロベリアへと潜入作戦を始めた。
※
ロベリアにある会議場。そこでは多くの議員達が話し合いをしていた。それはマリーが突然消えてしまった事だ。
「今回の件に関しては極めて異例だ。楽しみにしていた民衆には迷惑を掛けたが、死んだ事でいいやとの意見があったので、その様にしたが」
「そうか。だが、油断はならないな。マリーが消えてしまった事は生きている可能性がある。見つけ次第捕まえるとの事にしよう」
議員達の意見に皆が納得したが、議長であるロベスピエールは更なる議題を持ち込む。
「しかし、問題なのはレジスタンスだ。奴等は我々のやり方に反発している。更に我々がアークスレイヤーと組んでいる事がバレてしまえば、民衆達からも次々と反発が出るだろう」
「何れにしてもバレる前に対策は練るのみですね」
「その通りだ。反発する輩共は徹底的に始末せよ!これにて解散!」
ロベスピエールの合図と同時に彼等は解散し、会議場を後にした。
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