【独自取材】ワクチン接種後から体調不良が続く子どもたち
横になれず体操座りで寝続ける小学6年生(接種当時)女子
「頭を抱えながら『身体がおかしい、身体がおかしい』と母親である私に訴えてきた」と話すのはAさん。娘が小学6年生(当時)の時に急に体調不良を感じたのは、2021年9月9日の接種から2週間後の9月23日秋分の日のことだった。 その日、自宅近くの休日診療所で受診し、「お腹からの風邪」と診断され、1日分の胃腸薬、ビオフェルミンが処方された。翌日、かかりつけ医のもとで診察を受けたが、同様に、お腹からの風邪と診断された。 だが、薬を服用しても、食欲不振、悪寒、怠さ、微熱がつづいた。回復するどころか、「しんどいから横になって寝られない」と言い出し、体操座りで寝る日々がつづいたという。
舌が突然、白い苔が生えた状態に
体調不良を訴えてから5日後、『口が痛いと同時に、舌がモコモコする』というので見ると、舌に白い苔のような物がびっしり付いていた」(Aさん)。Aさんの娘は過去に、周期性発熱症を患ったことがあり、当時の医師を頼り、関西圏内の総合病院まで足を運んで受診した。 しかし、ここでも「お腹の風邪」と診断され、血液検査にも異常はなかった。舌は、「ガンジタ菌」の症状ではないかと塗り薬が処方され、白い出来物が無くなったものの、今度は赤くブツブツしたいちごのような出来物に変化した。Aさんは「舌の出来物が赤くなってから、口の中がすごく痛いと訴えていた」と話す。 2021年10月1日からは、別の総合病院に入院。骨髄検査以外の全ての検査をしたが、何も異常値がなかった。ワクチン接種から体調不良が続いていることから、Aさんは医師に、ワクチンによる副作用ではないか尋ねたが、「0.3㍉を1回打っただけでしょ」と言われ、ワクチン接種での体調不良のアプローチはしてくれなかったという。 1カ月間、入院生活を送るも体調は全く回復せず、病名不明のまま時間が過ぎ去るだけだった。「食欲不振、吐き気で水分拒否、舌も治らない、不眠、湿疹、トイレに行くのもままならない。一向に回復の兆しが見られないので退院させた」(Aさん)。 Twitter(ツイッター、現X(エックス))で情報を探したり、友人に相談したりする中、長尾クリニック(尼崎市)長尾和宏院長(当時)がワクチン副作用の患者を診察していることを知り、駆け付けた。「コロナワクチン後遺症」「慢性疲労症候群」と診断され、イベルメクチン、ステロイド薬を処方された。半年間通い続け、少しずつ回復することができた。Aさんは「お世話になった先生の元に行っても回復せず、ワクチンの副作用についてお聞きしても、けんもほろろに突き返されていて辛い思いをしていた。やっと理解してくれる先生に出会うことができ、体調も徐々にではあるが回復に向かった」と話す。 2022年2月末からは、休みながらも登校することができ、無事中学に入学することができた。
副反応事例が多いロット番号と判明
中学3年生となった今、体調不良を訴える日もあり、自律神経に乱れがあるものの、一時期に比べて回復しつつあるという。 Aさんは国へのワクチン被害救済申請を行い、審査待ちだ。接種したロットは、重篤な副反応を多く出しているファイザー社の「FH0151」だった。「当時、政府はワクチン接種のメリットばかり語り、推奨していた。そればかりを報道していたメディアの影響は大きいと思う」(Aさん)。