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今週の『週刊新潮』にも書いたのですが、「ぷらっとば~す」って知っていますか? 国がはじめたメタバースです。「~」という表記で嫌な予感のした方、あなたの直感は合っています。信じられないくらいやばいサービスです。 あまりにもびっくりしたので書かせて下さい。今年の4月、孤独・孤立対策推進法が施行されました。 で、5月が孤独・孤立対策強化月間になりました。そこで内閣府が何を始めたのか。「ぷらっとば~す」なんです。ここまで読んでくれた人はせっかくなんで行ってみて下さい、ぷらっとば~す。びっくりするんで。 notalone-cao.go.jp/category/month 画面が昔のRPGみたいなのはいいとして、呆気にとられるのが「ユーザー同士のコミュニケーション」が「 禁止」ということ。ログインすると、すぐに「けいびのひと」というアバターが、静音モードにしろと近寄ってくる。絶対にユーザー同士が会話を交わさないように見張っているんです。 ちなみに見張らなくても、ログインしているのは、「けいびのひと」以外はだいたい数名。 OK、じゃあユーザー同士のコミュニケーションができないなら、何ができるんだと思いますよね。ゲームとか。何にもできないんです。強いていえば、政府のウェブサイトへ飛べるくらい(そこはもうメタバースじゃない)。 本当に何もできないんです。こんな孤独なメタバースって世界中探してもないんじゃないでしょうか。これを孤独・孤立対策強化月間の目玉として始める人々のことが本当に心配になってしまいます。もっとやるべきことは無数にあるでしょ。 あと笑っちゃうのは開設期間は5月の10時から18時の間だけだそうです。多分、「けいびのひと」が人力だからだと思うけど。常時、運営の方が多いんじゃないかな。広告打ってたり、たぶん無駄に税金はかかっています。 孤独・孤立対策っていう意味のあることの、国としてのアウトプットが「ぷらっとば~す」って本当に頭を抱える。

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誰の味方でもありません。著書に『絶望の国の幸福な若者たち』『保育園義務教育化』、小説に『平成くん、さようなら』『ヒノマル』 など。
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