《多摩川スーツケース死体遺棄》被害者は“自称・暴力団の相談役”のアウトロー系配信者…容疑者一家に起きていた“ある異変”「ゴーッというとんでもない音が…」【元交際相手の親族ら5人逮捕】
「無事です」「古参リスナーの裏切り」
〈とりあえず、無事です。古参リスナーの裏切り…。〉(2023年12月21日) 〈俺は俺できちんと、ケジメ付けるつもり…!!〉(12月26日) 発見当時、「古参ファンに殺害されたのでは」という憶測がネット上を飛び交ったが、実際には元交際相手とその家族の手にかけられたのであった。 事件の鍵を握るとも言える舞容疑者はどんな人物なのか――。 すでに昌浩容疑者と別れ、女手一つでふたりの子どもを育てていた美保容疑者が大田区内の5階建都営アパートの1階に住まいを移したのは約20年前のことだった。近隣住民が語る。 「舞ちゃんのお母さんは小柄で結構ヤンキー気質なんだけど、引っ越してきた当時から体調を崩していて家にこもりがちな人でした。舞ちゃんも少し病気がちだったからお兄ちゃん(昌吾容疑者)には家族を守るという意識があったんでしょうね。 ある時舞ちゃんが『犬を飼いたい』と言い出して、本当は都営住宅だからペットの飼育は禁止なんだけど、お兄ちゃんが飼ってあげていた。お兄ちゃんは就職した後も週1~2回はこっちに顔を出して、食材の買い出しを手伝っているのを見かけました」
元夫からの“DV”と“ゴミ出しトラブル”
この近隣住民に舞容疑者はある「報告」をしている。 「4~5年前、舞ちゃんから突然『私、結婚しました!』って言われたんです。ところが、その後しばらくして舞ちゃんは嫁ぎ先からこのアパートに戻ってきた。理由を聞くと、どうも元旦那さんからのDVがあったみたいで、それからしばらくその元旦那さんがアパートの周りをウロウロしていたから、私も舞ちゃんにお願いされてベランダから下を見て、安全確認してあげたこともあります」(同前) トラブルに巻き込まれるだけでなく、自身が揉め事の火種を作ることもあったという。別の近隣住民が明かす。
「ゴーッというとんでもない騒音が頻繁に…」
「あそこの娘さん(舞容疑者)とゴミ出しをめぐってちょっとした揉め事になったことがあります。2年前くらいになりますが、彼女が資源ごみの日でもないのに大きな段ボールを出していたんです。私が『あなた、今日は違う日だよ』と注意すると、こっちは言ってもいないのに『アンタって言った! 許せない!』と怒って私の部屋までついてきたんです。 部屋に入っても扉を掴んで押し問答になったから、向かいのお宅に助けを求めました。その時の彼女の声が恐ろしくて、それ以来、あの家族との付き合いはありません」 他の住民との交流は乏しく、内向きだったという西髙一家。そんな一家には昨年末にある異変が起こっていた。 「美保さんの部屋からボイラーのゴーッというとんでもない騒音が頻繁に聞こえてくるようになったんです。今年2月には娘さんと息子さんが出て行って、入れ替わるようにいかつい男が3人出入りするようになりました。 美保さんは夕方にすごい派手な格好で外出して、21時くらいに帰るとその男たちが入ってくるんです。それからボイラーの音が鳴り始めて、遅い時は深夜の2時くらいまで断続的に騒音が響いていました」(西髙家の向かいに住む住民) アパートの一室ではどんな謀議が繰り広げられていたのか。警察は今後、殺人に容疑を切り替えて調べを進める方針だ。 ◆◆◆ 「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス: https://bunshun.jp/list/leaks
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