笑って死ねるか小僧ども。
東京在住の女性H様から「五十回くらい迷った挙句に勇気を出して連絡しました」と連絡をもらった。会いたい、と。私を使って自殺したがる方々が続出している。良い傾向である。古い自分を一回殺して、新しい自分になって生まれ変わる。人生とは、生きている間に何回死んで何回生まれ変われるかの勝負である。私に会った日が、あなたの誕生日になる。最近、変なサングラスを大量に購買した。私は「ハッピーバースデー」と書かれた特大のサングラスを持参して、H様に会うために熱海駅前に向かった。
H様は「鞄の中に離婚届が入っている」と言った。ドラマチックな展開である。H様には金持ちの旦那がいる。先週はグアムにいたのだが、最近になってタワマンやブランドの服や豊かな暮らしを受け付けなくなったH様は、友達から私のことを教えてもらい、ホテルの一室で私の過去記事十年分を貪り読んだ。H様は言った。これまでの自分だったら会いたいと思うだけで何もしなかったが、今回は勇気を出して行動した。それだけでも、とんでもない変化だと。私は「ブラボー」と言って、H様にサングラスを渡した。今日が、あなたにとっての誕生日だ。
H様は可憐な乙女だった。間違いなくモテるタイプだと思ったが、瞳が常に緊張していた。まるで「これまでの人生で一度も安らいだことはありません」と言っているみたいだった。概念としての安心はわかるが、実感としての安心はわからない。そんな瞳だった。俺でとけろ。俺と俺のサングラスで心も体もとろけてしまえ。H様は「自分の好きなことをやると罪悪感を覚える」と言った。過去の痛みや悲しみが体に蓄積して、幸せになることを拒む。自分の心に蓋をして、周囲の顔色を窺って良い子になることを強制する。私は言いたい。良い子など「都合の良い子」でしかない。俺は良い子が嫌いだ。良い子になることで周囲をコントロールするから嫌いだ。罪悪感という言葉を利用して、自分だけは綺麗なままでいようとするから嫌いだ。
H様は離婚を恐れていた。離婚を迷っているのではなく、離婚による変化がひどく怖いのだと言った。離婚しなければ自分を騙しながら精神的・経済的に70%は幸せに暮らせる。離婚をしたらきっとすべてを失くすと思うと言った。私は「失くしちゃえよ」と思った。嫌なものから離れて、好きなものに向かう。いい流れだ。70%が幸せでも、30%が幸せじゃないなら「カレーライスにう○こをかけて食べている」ようなものだ。ぶち壊しである。そんなものを食べているから、自分や自分の人生を嫌いになるのだ。自分を騙すにもほどがある。現に、あなたは自分を騙し切れていないじゃないか。ちゃんと「何か臭い」と思っているではないか。
このままう○こを食べて生きるのか、う○こを食べることをやめて、本当に美味しいものだけを食べて生きるのか。例えが下品なのは謝る。だが、それくらいの死活問題である。70%が美味しくても、30%が美味しくなかったら、ぶち壊しなのだ。だったら0点の方がマシだ。オートファジーも出るし、自然治癒力が蘇り、体も心も軽くなる。俺を見ろ。俺なんて米と味噌しか食ってないんだぞ。あばらだってこんなに浮き出ている。毎日空腹。餓死寸前。美味しいものが食べたいよぉ。そんなことを言ったら「それでは美味しいものを食べましょう!」とH様から海鮮丼をご馳走になった。帰り際、八百屋さんに寄って大量の野菜まで買ってもらった。私は「なんて良い子なんだ」と感激した。
坂爪さん
今日はありがとうございました!!
いま誕生日で憑き物がとれたような気分です
これからの人生
元気に生きていこうと思います!
ヘッセの本、うなぎパイ、ハッピーなサングラスまで、本当にありがとうございます。
またぜひお会いしたいです。
P.S. 餓死しかけたら教えてください
おおまかな予定
5月27日(月)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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