京都の7国公立大学で3月末、90人の教授が定年退職した。

 主な退職者は、細胞内の小器官でタンパク質を修復する仕組みを解明し、ノーベル賞の登竜門とされる米国の医学賞「ラスカー賞」を受けた京都大学国際高等教育院の森和俊教授、植物由来の極細繊維「セルロースナノファイバー」の研究で知られる京都大学生存圏研究所の矢野浩之教授、消化器外科が専門の京都府立医科大学の大辻英吾教授ら。