――2003年の東京高裁の判決。ジャニー喜多川さんの犯罪について事実だと判断したわけですけども、それが2004年に確定したそのとき東山さんは38歳、自分の会社のトップが児童福祉法違反の大犯罪を犯したと。噂では知っていたけども、よく知らなかったという答えは通用しない。それからこの前TBSの番組で、キスマイのメンバーだった飯田恭平さんの証言で2003年、2004年前後にジャニー喜多川さんの犯罪はあったと。カウワンオカモトさんの証言では、2016年頃までジャニーズの合宿所にいたジュニア100人から200人がほぼ全員被害に遭ったという証言をされています。
東山さんは責任ある立場にありながら喜多川さんの犯罪について防止対策を全然とらなかった。新社長の社長ということですので、そのお考えをお聞きしたい。児童福祉法の観点からは共犯か補助犯にあたる。東山さんのセクハラということも疑われておりますので、そういう方が新社長の社長、新社の社長ということで、よろしいのかそういうことをお伺いしたいと思います。
東山 まず、私はセクハラはしたことはありません。パワハラを感じた方はいらっしゃるかもしれませんが、35年から40年ぐらい前のことでもありますし、僕自身が、その性加害ということについて理解するということが、ちょっと難しかったと思います。16、7ですか。で喜多川氏の犯罪のことについては新聞で読みました。有罪というのが出て、その時も世の中的にも、全然騒ぎにならず、これはどういうことなのかなと。僕が感じたのは先ほどく藤島氏の手紙にもありました通り、弁護士が悪かったということを聞いていたので、これはどういうことなのかというのを感じておりました。責任ある立場で、38ぐらいだと20年ぐらい前だと思うんですけど、もし、僕が罪に問われるということであれば、それはしっかりと受けたいなとは思っております。
木目田 補足しますね、私の方で。児童福祉法違反っていうご指摘なんですが、それは違うと思います。補助犯とか共犯とか違うと思います。刑事法の法的な議論をここで展開してもどうかと思うんですが、一般にですね。例えば実際の事実関係は違うと思いますが、仮に気づいていたのに何もしなかったと仮定します。そもそも気づいていなかったので、そっからして故意はないから児童福祉法違反の共犯とかなんとかは一切成立しません。
仮に気づいていたと仮定したとしても、こういう止めなかったっていうのは原則として、単に止めなかったっていうだけで共犯にはならない。これが刑事法の原則的な考え方でございます。いずれにしてもですね、そもそも気づいてないんで、故意がないのでそもそも共犯等にも成立しない。仮に100歩譲って止めなかったのが、え落ち度とか過失とかいろんな議論があるにしても、それだけでは共犯とかほう助犯にはならない。勘違いないようにお願いいたします。
(会場が騒ぐ)
井ノ原 落ち着いていきましょうね。落ち着いていきましょう。皆さん、まだ1時間ありますから。どうかちょっとお待ちください。じっくりといきましょう。
――藤島ジュリー景子さんの手紙、井ノ原さん、代読されましたけど。藤島さんはこういった場に出れるような状態ではないということでしょうか。ジュリーさんは今後被害者の補償に専念されるということですが、そういった業務が終わったら一切新しい会社とは関係がなくなる、影響力はもうないということを断言できるでしょうか。井ノ原さんは、今度、副社長ということでタレント業務も一緒にこれを並行して続けられるということでしょうか。
井ノ原 僕も副社長ということなんですけれども、今現在はジャニーズアイランドの社長としてジャニーズジュニアの発掘、育成をやっております。けれども、今回はエージェント会社の中に、これから話してきてくれるという仲間たちがいるのであれば、僕は副社長という立場ではありますが、彼らを担当する副社長だと思っていただけると嬉しいです。
そして、今の芸能の現場を知りながらやっていくことが、例えば、タレントの今置かれてる状況だったりとか、あと、どうやったら彼らを守っていけるのかっていうこと、それは、知っていて、発信もできる人間がいてもいいんじゃないかと僕は思っておりますので、僕としてはタレントを辞めるつもりはございません。
東山 今回は新しい体制を皆さんにご報告するということで僕と井ノ原が代表して出席をさせていただきました。藤島の方は現在日本にはおりますが、今回は、出席しないと。体調はそんなに悪くないと思っています。
井ノ原 ただ、手紙にもあったように、その件に関して話していく時に、どういう風になってしまうかわからないというのは、僕らも前から聞いておりましたので、それは手紙でということにさせていただきました。