最近、壊れた銃は元に戻せる
物と戻らない物があるのだなぁ
と強く感じる。
否、機械だから、銃は戻るの
だ。オートバイと同じで。
元々高いポテンシャルを持っ
ていた頃のように完全整備も
レストアもできるのだ。
だが、人間の場合、元々が秀
でた面が一つもないダメ人間
だった場合、いくら壊れた後
に復活を口先で言っても、元
来の大元が低劣であったなら
ば、「戻り」ようがない。
まさに「汚名挽回」になり、
話にならない。意味不明。
この根幹は機械でも同じであ
るが、人間の場合は他者を欺
いて利を得ようとする悪知恵
と狡猾さを持つので機械より
も遥かにタチが悪い。悪質。
さらにタチが悪いのは、本人
の無作為の悪意であり、これ
は本人が無意識であるだけに
尚更始末に負えない。
俯瞰して静観するに、「復活」
なんてものがあるのかと思っ
ていても、その実態は元々の
精神的位置の優劣に規定され
る定理が働くので、駄目な者
は何をやろうと駄目だ。文字
通り博打の「駄なる目」。
芽があるとしたら駄目の芽だ
け。
それらの殆どは、精神性の如
何に依拠している。
心根、性根、魂が腐っている
者は、「好転」も「減退」も
無いのだ。最初から最期の死
ぬまで劣悪で駄目なままだ。
もはや、手を差し伸べる事は
停止したくなる。
だが、一切の反省も起死回生
の意志も無い。存在しない。
言うのは、目先の損得勘定で
利を得る事と、保身の為のみ
だ。
まだ魂が無垢で純粋であるな
らば、それはただ出来ない事
は物理的な態様にしかならず、
本人の意思と反する忸怩たる
ものを本人も感じる事も可能
性があるので救済支援をした
くはなる。
だが、それらの真摯さやひた
むきさが人として一切無く、
時に狡猾に嘘を並べて支援す
る者らを欺罔して己の目先の
利を得ようと立ち回る事が見
えたら、果たしてどうか。
それでも赦してくれるのは、
もはや神だけですよ、と思う
のである。