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生きることが生き甲斐になる。

会社を経営する女性S様から「ここのコース料理を食わせたいから行こう!」と連絡をいただき、三万円の懐石コースを食べる機会に恵まれた。通常二時間くらいかけて丁寧にいただくコースを「時間がないから三十分で全部出して」とS様は言った。S様はその店の常連なので、店長は「死力を尽くします」と言って厨房に駆けた。私は「面白くなってきたぞ」と震えた。次から次へと料理が運ばれてくる。わんこ蕎麦みたいだった。高級料理を矢継ぎ早に食べる体験は、ちょっとした遊園地よりも楽しかった。見る人が見たら「もったいない」と言うのだろうが、死ぬまで忘れられない思い出になった。

普通じゃないことをした記憶が思い出になる。見る人が見たら「もったいない」と言うことの中に、人間の尺度から自由になる喜びがある。猫に小判。俺に懐石料理。熱海に家を用意してくれたムラキテルミさんに子供はいない。ひょんな流れから「私の養子にならないか」と声をかけていただき、私は「自分が養子になる日が来るだなんて考えても見なかった」と震えた。養子になると名字が変わる。坂爪圭吾が村木圭吾になる。私は私のままなのに、名前が変わると人格も変わる気がする。不思議だ。言葉の威力は凄まじい。名前が変わると中身が変わる。調べたら養子にできる人数に上限はないことがわかった。極端な話、百人養子にできる。そしたら、ある種の部族を形成することもできる。

名前は面白い。超絶偏見だが、静という名前の女子に静かな人は少なく、恵という名前の女子に恵まれている人は少ない。名前に愛が入っている女子は自己愛に苦しむことになり、名前に美が入っている女子は己の醜さを突きつけられる。私の名前は圭吾だが、超訳すると「我は王なり」という意味になる。そんな私の人生は、家も金も仕事も失いホームレスを経験するという壊滅的な展開を迎えた。名前の対極を経験することで、幅を知り、自分のど真ん中を知る。静は、やかましさの中で、あらゆる物事の中に静けさを見るようになる。恵は、厳しさに恵まれる中で、あらゆる物事の中から恵みを感じるようになる。愛はあらゆる物事の中に愛を、美はあらゆる物事の中に美を感じるようになる。

不思議なことに、家や金や仕事を失うことで、私は王(正確には「皇」)になった。普通、金がなければ海外にも行けないし懐石料理も食べられない。だが、私に会いたいと言ってくれる人が食費や旅費を出して私を呼んでくれる。これはある種の国賓である。私は皇族になった。ムラキテルミさんは、私を「食客のプロ」と呼んだ。素敵な言葉だ。国賓である私は、金も家も仕事もないくせに、優雅な日々を過ごした。野宿する日もあったが、心は常に優雅だった。心は一つ。財布も一つ。私に金はなくとも、誰かの財布の中にはお金がたくさんある。世界が一つなら、財布も一つ。故に、私は自分の所持金を気にすることがなくなった。私の仕事は、ただ、皇であり続けることだ。そして、出会う人に「あなたも本当は皇族の一人なのですよ」と、言葉ではなく、態度や存在で示すことだ。

高額な自己啓発セミナーやカウンセリングを受けている人を見ると「そんなことより、俺と一緒に一日一カ国を巡る世界旅行に行かないか」と言いたくなる。欧州なら欧州、南米なら南米に飛び、格安航空券を駆使して安価に国を移動する。移動した先では食事と散歩を楽しみ、のんびりゆっくり異国を楽しむ。見る人が見たら「もったいない」と言うのだろうが、次の日には別の国に行くため、未練も執着も残らない。志は低く、波動は高く。色々な国を見る中で、日本の常識から自由になり「なんでもありなんだよな」と、頭ではなく心と体で実感をする。軽やかに生きる練習になるし、金は楽しむために使ってこそなんだよなと実感できる。楽しいことがあれば、人間は金がなくても生きていける。楽しいことがなければ、どれだけ金があっても虚無に襲われる。結果、どうでもいいことに浪費をしてしまう。キャンプが流行るのは、生きることが生き甲斐になるからだ。野生動物の一日は、食糧を見つけることと交尾の相手を探すこと、余った時間は毛繕いをしたりのんびりすることに使われている。たったそれだけのことで充実している。生きることが生き甲斐になる。生きることは手段であり、目的である。

坂爪さん
おはようございます。

この前お会いしてから
色々と自分に染み込むまで時間がかかりました。

「嫌いな人とは長時間いられない」
「ジメジメしている」
「弱いふりをしている」

言われてからすぐはかなりショックを受けました。
言っていることは正しいし、自分でもわかっているけど、どーしたらいいの?
そんなにすぐに切り替えられない!
この空間にいるのしんどい、、

嫌な人と一緒だけど、坂爪さんは車で目的地に行くということで私を利用している。
我慢しているのか、
それともわざと1人になれるよう仕向けているのか

とか色々な感情を持ちました。
最終的には逃げてしまったんですが、地元に戻ってきてからもずっと色々と考えていました。

鬱病になってからパニック障害、不安障害と何年間にも渡って繰り返してきた。

今の自分は落ち込んでも、昔のようにずっと布団のなかで過ごすことはなくなったんです。
坂爪さんに言われて、今の自分は甘えているんだ。
自分が弱いふりをしていれば、誰かに攻撃されない。ほっといてくれる。
そういう自分の見たくない部分に気づきました。

最後に背中をたたいてくれなかったのも坂爪さんの優しさだなと今は思います。

失敗を恐れるな!

第一希望を言え!

失敗しても失敗した経験が残る!

弱いふりをして周りを巻き込むな!

自分でなんとかしろ!

人の為より自分を助けろ!

坂爪さんからのメッセージを
噛みしめて生きていきます!

ともこさんにも言われましたが、私はよく噛むタイプらしいのでそれを自分の長所としていきます!

すぐ逃げても、
受けとめられなくても、
ゆっくり噛んで味わえる

こんな自分って最高かも!って!!

ありがとうございました!!
毎日気づきの連続です。

次はもっと野性味ある自分で会いたいです。

相手がどうとか関係ない!
私はミスチルが好きです!
嫌われても、坂爪さんと友達になりたい!

お酒の力を借りずとも自分の口から話せるようにがんばります!!

長文失礼しました。
今日もよい日でありますように!!

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おおまかな予定

5月26日(日)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!

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