自分の共産党に対する評価は『希望の共産党』 amzn.asia/d/dbmfUWD
に書いたことに尽きていて、党の存在を否定してもいないし、議会制民主主義である以上、そもそも立候補は自由ですからそれを否定することもないです。
ポリタスTVでもこのように取り上げているので、今回の動画だけ見て噴き上がってらっしゃる方々はぜひこちらもご覧ください。
youtube.com/live/IkJ5uPYU6
根本的な話として、現状の選挙制度、そしていまの党の外交安保政策を続ける限り、立憲(そこからすべての右の政党含む)と「政権を組む」ことは難しいのは事実でしょうから、政権を組まずに個別政策で何らかの協定を結んでやるみたいな形でやるしかない。それ自体は(連合との歴史的な軋轢から考えても)構造的に動かしがたいことですよね。その中で選挙調整を水面下でどれだけやるのか、そういう話をしているに過ぎません。
上記『希望の共産党』に書いたことですが、自分が共産党に期待しているのは
①利害関係が複雑化する(とりわけ左右のイデオロギーより、アイデンティティポリティクスが絡む)法案が出てきたときに、そうした当事者から信頼を得ていることが多い共産党が、水面下における法案の具体的中身を詰める際の「調整弁」になり得ること
②その調整機能を育てていきつつ、中長期的には佐々木寛さんや中北浩爾さんがおっしゃるような新しい非自民だが現実的な外交安保政策の柱になるようなものを打ち出し
③党内に残る民主集中制的ガバナンスは、環境問題やジェンダー平等で期待して共産党に入党した若者と相性が悪く、今後組織を維持していくうえで大きな蹉跌になりかねないので、これも中長期的には変えていく必要がある
ということです。あくまで外野からの意見ですが、まったく党の存在は否定してないですよ(リスペクトしている部分もたくさんあります)。
とはいえ、中北浩爾さんの提案を「学術の名を借りた反共攻撃」のような紋切り型の言葉で批判している限り、今後支持者が大幅に増えることがないでしょうし、そうした外野からの意見を今後どこまで党の向かうべき方向に取り入れていくのか自分はメディアの人間としてウォッチし続ける、そういう立場です。
今回のことでポリタスTVを解約される方がいらっしゃるのは残念なことですが、ぜひ上記番組・書籍などもご覧いただいてご判断いただければ幸いです。
Quote
西田昭弘
@qrr8956tgb
津田大介氏が1時間10分後ぐらいに言った言葉はいくら生放送であってもちょっと赦し難いと思ってます。「共産党がある限り、左派が分裂して常に選挙に弱くなっちゃう、海外が左派も政権が取りやすいのは共産党がないからですよ。」即座に青木理氏がおさめようとしたが、それは党の存在の否定ですよ。 x.com/politasjp/stat…