取材にて・8
「さすが跡部くんだね(笑) うーんとね、態度を表す言葉でもあるし…そういう態度を取る人自体の事でもある、かな」
「態度…ですか。どんな?」
「一言で言うと…」
「?」
「徳川の君に対する態度がまさにそれだね(笑)」
「入江さん!」
本気で先輩である入江を睨む徳川。
きょとんとする跡部。
苦笑いする鬼。
騒然とするアイドル。
それぞれの反応に続き、何か考えたらしい跡部が入江に確認した。
「えっ…と、徳川さんみたいな人ってことは、つまり…普段は冷たそうなのに本当は親切で実はすごく優しくしてくれる人、の事ですか?
…てことは、誤解されやすいけどいい人…って事で…。あ、ツンデレって、要は褒め言葉なんですか?」
再び周囲がどよめいた。
あまりにバカ正直な徳川への思いと、あまりの誤解答ぶりに。
「ぷっ!あはははは!(笑)」
「うわっははは!(笑)」
入江と鬼は腹を抱えて笑い出し、徳川は額に手を当てて俯いた。隠してはいるが、指の隙間から見える顔は彼らしくなく赤くなっている。
笑われた跡部はといえば「違いましたか、すみません…///;」とこちらも赤面したが、入江と鬼に髪をグシャグシャと撫で回された。
「お前は本当に可愛いのう(笑)」
「そうだよね、徳川は優しいよね~。跡部くんには(笑)」
「あの…正解は何ですか?///」
「まあ、また今度ね。これ以上はさすがに徳川に殴られそうだから(笑)」
「はあ…」
アイドル置いてきぼり。場は色んな理由で完全に跡部がさらっていた。
(9に続く)
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