中野市で警察官含む4人が殺害された事件から1年 被告宅の庭先に建立された観音像 犠牲者の冥福を祈り献花【長野】
中野市で警察官2人を含む4人が殺害された事件から25日で1年です。
事件があった現場には花を手向ける人の姿があり、犠牲者を悼んでいます。
中沢久美子ディレクター
「1年前に青木被告が立てこもった自宅です。近くに建てられた観音像には亡くなった人の冥福を祈る花が手向けられています」
事件があった現場には午前中から花を手向ける人が訪れ、犠牲者を悼んでいました。
事件は1年前の5月25日午後4時すぎ、中野市江部で散歩中だった近くに住む竹内靖子さんと村上幸枝さんが相次いでナイフで襲われました。
その後、通報を受けてパトカーで駆け付けた中野警察署の池内卓夫さんと玉井良樹さんがハーフライフル銃やナイフで殺害されました。
4人に対する殺人などの罪で近くの農業、青木政憲被告32歳が起訴されています。
青木被告は逮捕後の取り調べで「ぼっちだとばかにされていると思った」と供述していました。
検察側は鑑定留置を行い、精神鑑定の結果、刑事責任能力を問えると判断。
一方、弁護側も精神鑑定に向けて準備を進めていて、初公判の見通しは立っていません。