ブランドも、高級な料理も興味なし
しかし司法の力によって、高橋氏は「生きがい」である仕事から離れることになってしまった。億単位の資産を稼いでいたため、働かなくても生活はできる。現在、自宅はアメリカにあり、妻と子供と一緒に暮らしているという。
「事件後はぬけ殻のようになってしまい、株もすべて手放してしまいました。元々お金には興味がない性格でしたから」
「仕事を離れてからは、元来インドア派なので、家で読書をしたり、世界各国を周って、旅に出たりしていました。特にタイはお気に入りですね。日本の食べ物も大量にあって、親日的で優しい人が多かったです。
本は基本的に漫画ばかり読んでいますが、政治や世界情勢、医療、健康ものも読みます。食事は高級な料理ではなく、子どもの好物をよく食べます。ハンバーグ、オムライス、ラーメン、うどん、そば、あとカレーも好きですね。ブランドにも興味はないので、ほとんど贅沢もしません」(高橋氏)
ところが今年2月、華やかなビジネスの世界を去ってひっそりと暮らしていた高橋氏に転機が訪れた。よく知った友人が、ネットを舞台に快進撃を始めていることを知ったのだ。
ガーシーだ──。