【ガーシーの親友】FC2創業者・高橋理洋が明かす「国際指名手配」の真実

抜け殻のような生活

日本に帰国したら逮捕される

ネット掲示板「2ちゃんねる」なら西村博之氏、フリマアプリ「メルカリ」は山田進太郎氏……といったように、独特な創業者で知られているwebサービスは多い。一方、誰が作ったのかが謎に包まれたサービスもある。たとえば「FC2」。FC2動画やブログ、ライブ配信など、多種多様な事業を行っているものの、いつ、どうやって誕生したのかを知る人は少ない。

しかしこの7月、「FC2創業者」を名乗る人物がネットの世界に彗星のごとく現れた。しかも芸能界から政財界まで不祥事を暴露しまくるユーチューバー「ガーシー」と肩を並べ、カメラに向かって語りかけている。

高橋理洋(49歳)──。なぜ彼は突然表舞台に姿を現し、参院選に出馬までしたのか。その理由を知るために、インタビューを行った。

「’15年頃から、日本には帰国できず世界を転々とする生活を送っています。いわゆる『国際指名手配』をされているからです」

インスタライブ中の高橋氏(本人提供)
 

「FC2に投稿された動画に公然わいせつの容疑をかけられ、当時アメリカに住んでいた私に『国際海空港手配』(筆者註:対象者の出入国時に警察と入国管理局が連携し、身柄を抑えること)の手続きがされました。そのため、今も日本に入国できません。できれば、日本にいる病気の母親に会いに行きたいのですが……」(高橋氏)

「わいせつ電磁的記録媒体陳列罪」の共同正犯の疑いで京都府警が高橋氏に逮捕状を出したのは、約8年前のことだ。高橋氏は米国籍の女性と結婚してアメリカに帰化しており、国外にいるため逮捕には至っていない。だが、FC2の取引先に捜査が入り、FC2内部にも不穏な空気が流れたという。そうした事情もあって現在、高橋氏はオーナーから退いている。

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