実は倭国で最初の王様「帥升(すいしょう)」って、定説とは違った存在だったかも知れないんです。今回はそんな話。
倭國王帥升
帥升(すいしょう)は、西暦107年に倭国で始めて記録された倭王だったとか。中国の歴史書をみると、以下のようにあります。
(「孝安帝紀第五」)及び「巻八十五」の「東夷伝」(「列伝第七十五」)
安帝永初元年 冬十月倭國遣使奉獻(本紀)安帝永初元年 倭國王帥升等獻生口百六十人 願請見(列伝)
安帝の永初元年(107年)冬十月、倭国が使いを遣わして貢献した。(本紀)安帝の永初元年、倭国王帥升等が生口160人を献じ、謁見を請うた。(列伝)
『翰苑』「蕃夷部」「倭国」の条
後漢書に言われていることには、 安帝の永初元年、倭面上國王帥升が来た。
北宋版『通典』
安帝永初元年 倭面土國王師升等獻生口
安帝永初元年 倭面土國王師升等が生口を献じた。
帥升についての情報量は少ないです。西暦107年だったこと、当時の倭面上国王(倭王)だったこと、海を渡って漢に行き、生口(奴隷)を献じたことは分かっていますが。その他の詳しいことは、記録にないようです。
もしかすると1世紀の「漢委奴國王金印」をもらった王の子孫だったり、筑紫に拠点があったかもしれないと想像できるのですが。
そして「帥升」という漢字を調べると、分かることがありました。
「師」には元々、技術者、かしら、軍隊の意味がある
「𠂤」は軍隊に関する文字という。あるいは「阜(阝)」と同じとすれば、段の付いた土の山のことで、大きい、盛ん、多いなどの意味になる
「帀」は巡る、巡らす、あまねし、そろい
「升」は水をすくう柄杓のかたちで、持ち上げる、昇る、四角いマス
「帥升」は「すいしょう」「ししょう」「します」と読むことができる
これを元にすると、帥升は軍隊や技術者を組織した人みたいです。あと「巡る」や「昇る」からは太陽を思わせるので、太陽信仰があったんではないかと。なんか軍事と信仰の両面で偉そうな感じがしました。
それで帥升を「します」と読んでみたら、ふと外国の太陽神の名前が思い浮かんだわけです。
・古代メソポタミアの神。シュメール語ではウトゥ
・紀元前4000年の昔からバビロニアで信仰された
・太陽、太陽神、戦いや正義の神
・生者を死者の冥界から護る神
・東の門から出て、西の門へ入る、夜は冥界で過ごす
・シャマシュは万物を見通し占いを司る
こんな特徴があったようです。この神が帥升となんの関係があるのか?そのへんをよろしくお願いシャマシュ。
名前だけ似てるだけって思われるかもですが、実は帥升との一致点が多いようでした。その点を比較すると以下のようになります。
・「師」「𠂤」は戦う軍隊の意味だが、シャマシュは戦いの神
・「帀」「升」は巡る、昇るで太陽の動きを表すが、シャマシュは太陽神
・「升」は水をすくう意味だが、シャマシュは病気や災厄から救う神
・帥升は「ししょう」とすれば「死生」に通じるが、シャマシュは生者を死者の冥界から護る神
・帥升は「すいしょう」なので水晶に通じる。奈良時代には水晶=水精であり、古代から占いに使われた。一方シャマシュは占いの神
比較すると一致点が見られるのでした。
帥升を「シマス」と読めば太陽神シャマシュに似てたり。「ししょう」とすれば「死生」で、シャマシュが生者を死者の冥界から護る神なことに一致したり。
「すいしょう」とすれば占いの道具で、シャマシュが占いの神だったことに一致する。こうした解釈ができるのは、興味深いところ。
たまたま一致するというより、この当時から、漢字に大和言葉の音や意味を当てること、語呂合わせの言葉遊びが存在した、ことの証拠になる気がします。
あと当時帥升が献上した生口(奴隷)ですが、この数が160人というのも、なんか意味がある感じがしました。
むかし日没のあとにしばらくしてから昇る16日の月のことを、「いざよい」と言ったそうですが。これは躊躇うこと、なかなか進まないことの意味だそうで。すると当時の帥升は、生口を選んで漢に送り出すことには、ずいぶんと躊躇いがあり、なかなか選抜が進まなかったんではないか、などと想像してしまいます。
それで「百六十」と書いて「いざよい」だなと思ったりします。まぁいざよいとの呼称が、西暦107年からあればの話ですが。
倭面上はイスラエルだったのか
2世紀の倭面上国って、倭国の別名だったようですが。よく考えたら、あることを思いついてしまいました。
気になるのは「倭面上国」を訓読すると、「イズラウエ(izuraue)」や「イズラウェ(izurawe)」になってイスラエルっぽいことです。
歴史学の専門家によると、倭面上は「ヤマト」だと言う人多いですが。「倭面上」をヤマトなんて読めませんね。倭面上が「ワメンジョウがヤマト」「ワメジョがヤマト」。なんかワカメみたいで、ワケワカメですし。
むしろ倭面上は「イズラウエ」「イズラウェ」と読むならば、あーイスラエルなんじゃないの?と意味が通じてしまうではないですか。
そう言えば筑紫国の旧名には「恪勒(いそろ)国」という名があり、これも「イソロエル→イソロ国」という感じではないですか。
あと古代には伊都国は「伊蘇」と呼ばれてたりしましたし。
「委奴国」の場合は「委(ゆだ)+奴(や)」で「ユダヤ」って読めるのも、やっぱりそういうことなんじゃないかと、思ってしまいますね。
倭面上国 イズラウエ・イズラウェ
恪勒国 イソロ
伊蘇国 イソ
委奴国 ユダヤ
筑紫国のあたりは、そんなふうに何故かやたら、イスラエルやユダヤっぽい地名のところだったようです。これはなかなか無視できないこと。
すると帥升や倭面上国というのは、あちらからの人々の血筋、思想が混じりこんだ文化だったと思われますね。
もしかすると彼らは徐福の民の子孫だったかと思うのですが。徐福は「ヨフ」でヨセフの名だったのではとの説があります。
徐福の福は「お酒のとっくり」の意味があるのですが、帥升の「升」は酒を入れる道具でもあるわけなので、お酒の徐福の後継者の名として相応しい感じもしますので。
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ちなみに・・・
というふうに日ユ同祖論はアリだと思ってますが、悪事やりたい放題な、NWO・DSカルトや、シオニズムのイスラエルは好きじゃないです。従ったら滅茶苦茶にされるし、従わなくても滅茶苦茶にされるし。
あと重税、移民、外人優遇、中国のメガソーラーだらけ、SDGS、毒まみれ、トゥルーマンショーとか変な政策いらないですね。
ぽちされでたすかりm
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