ジャニーズ事務所からようやく「公式見解」が出た。さて、肝心の内容だが、かなりダメ。
今回の対応、これで鎮火するどころか、ますます「火に油を注ぐ」状態になるだろう。
Twitterは当然だが、週刊誌、特に文春・新潮はさらに「一斉射撃」になる。両誌は、火曜午後の早い時間(具体的な時刻も知っているが書かない)が校了なので、いまごろ一生懸命、追加取材と企画検討に入っているはず。
さて、今回の対応だが、どこがダメかというと社長がちゃんと謝っていない。これが最大のダメな点。
社長の動画は表情は深刻そうだが、「問題を認めないけど謝らなくてはいけない」時の定型句「世の中をお騒がせしたこと」や「ファンに不安を与えたこと」を謝罪しているだけ。
決して、かつての過ちを認め、詫びているわけではないのだ。
「ご質問への回答」も文章は長いが、要は「自分は知らなかった」と逃げている。結局、新たにやるとこは「社外取締役を入れる」ことくらいか。
これまでの「バラエティ番組やスポーツ紙などの身内対策」は巧みにこなしてきたジャニーズ事務所。
だが、今回、対応せざるを得ないのは海外メディア、国内のガチの報道メディア、喧嘩上等の週刊文春など「身内以外」。
こういうときは徹底的に過ちを認め、第三者委員会も作るべきだった。
基本から外れた「何が言いたいかよくわからないけど、とりあえず深く謝った」風の対応では、まだまだ鎮火しない。カウアン氏への社長の直接謝罪では、「免罪符」とはならない。
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