私がもしジャニーズ事務所を攻める側だったら、どうするか。誰にも頼まれていないけど、勝手に考えてみる。
ジャニーズ事務所の権力の源泉は、突き詰めると「テレビに欠かせないタレントを数多く押さえている」こと。「テレビに欠かせない」とは「売れるコンテンツにしやすい」ということ。つまり、スポンサーありきなのだ。
そこで、ジャニーズ事務所のタレントが出ている番組のスポンサー企業、CMに起用している企業の記者会見に顔を出して「いつまで問題ある事務所と付き合い続けるのか」と社長に直に聞き続ける。
社長に質問を当てるにあたり「国会でも問題にもなっているが」という枕詞があると、質問の重みが違う。なので、野党議員とも「情報交換」しながら、国会でも「未成年への性暴力問題」として頑張ってもらう。
同時に、このネタが終わらないようにしないといけない。そのためには新たな告発者の掘り起こしも必要。同じネタだと飽きられてしまうのだ。
とはいえ、文春が長年総力上げて、今の面々しか実名証言にこぎつけられていないのだから、相当に難しいのだろう。
ただ局面がかなり進んでいるので「今、証言したら、もう一度スポットライト浴びれるかも」という邪な思惑で心変わりする元ジャニーズ事務所のタレントがいても不思議ではない。
できれば一部のファンしか知らないジュニアではなく、「紅白にも出場経験がある、昔懐かしい、あの人」みたいなのが理想。なので、一応「昔は有名だったけど、今パッとしてない人」を片っ端から当たってみる。
新たな証言者の発掘ができれば、再び外国特派員協会で会見してもらう。
そして、再びスポンサー企業の記者会見で社長に「海外展開に力を入れると言うが、海外メディアも問題視している事務所と取引継続して良いのか」と直質問。
そうなると徐々に国際的な企業から離脱していくはずなので、離脱が起きるたびに「ジャニーズ事務所離れ」を記事にする。
崩壊が始まったら、人気タレントの退所や離脱した者同士の再結集もあるかもしれない。そしたら、また記事にする。そんな、無限ループだろうか。
この過程で事務所として反論したくても一度、中途半端な「公式見解」を出しているので、再度、「公式見解」で反論するのも容易ではない。かくして、専横を極めた事務所も、ただ殴られるだけになる……。
即効性はないが、それなりに効く気もする。