引き算や割り算では成立しない
結合法則は、「-」や「÷」に関しては、一般には成り立たないことを具体的に確かめておこう。
(8-4)-2≠8-(4-2)
(8÷4)÷2≠8÷(4÷2)
最後に分配法則であるが、
△=3、 □=2、 〇=4
の場合について考えよう。
下図のように、縦に3個、横に6個の●が並んでいる。したがって、全部で
3×6=18(個)
の●が並んでいる。
よく見ると、点線で区切られた左側の部分と右側の部分に分けて考えることができる。そして、
左側の部分の●=3×2=6(個)
右側の部分の●=3×4=12(個)
となっている。
全部で18個ある●は、左側にある6個の●と、右側にある12個の●を合わせたものになっているので、
3×(2+4)=3×2+3×4
という式の成立を意味している。