3桁同士の掛け算の筆算、意味を理解して計算しているか
3桁同士の掛け算で、たとえば
493×738=363834
の筆算を行うと、
と書くことになる。ここにおいて、最初の段、2番目の段、3番目の段はそれぞれ以下の式を意味している。
493×8=3944
493×30=14790
493×700=345100
筆者が東京理科大学理学部から桜美林大学リベラルアーツ学群に移った2007年に、桜美林大学公開講座で上記の説明を丁寧に行ったとき、70歳を超えていた高齢の方が
「今まではやり方だけ覚えていたが、この説明でよく分かった!」
と言って、手を叩きながら喜んでもらった光景が忘れられない。