取材にて・2
「でも皆さん、背も高いしカッコイイですよね~。今日はテニスのお話の他に、ご趣味とか女の子の好みのタイプとかもお聞きしたいんですけどぉ」

「ああ…そういう取材なんですか(苦笑) じゃあ、彼がこの合宿所で一番カッコイイ徳川くんです。実力的にも一番上のコートにいるんですよ」

「俺に振らないで下さい」

入江の紹介に徳川はあからさまに迷惑そうな顔をした。

「えー、すごいですね。あの…身長どのくらいあるんですか?」
「189cmだ。それ以上の質問に答える気はない」

「いやーん、私、クール系ってタイプなんですぅ~///」
「すまないが、離してくれ;」

まとわりつくアイドル達に困りながらも、取材ではあまり邪険にはできず、徳川は嫌々ながらもその場にいる。


「あちらにワイルド系もいますよ。鬼くん、ちょっと来て」
「なんだ?」

入江に呼ばれて鬼も輪の中心に来た。

「キャー、すごい筋肉!」
「ちょっと怖そうだけど、逞しくてステキですね!///」
「腕とか触ってもいいですかぁ!?」
「おいおい…;」

「鬼くん、満更でもないんじゃない?(笑)」
「からかうな、入江」


そんなリーダー達を少し遠くから見ていた跡部は、内心かなり面白くなく、眉間に深く皺を寄せ、形の良い唇をへの字形に歪めていた。


(3に続く)
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