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この作品「カラサリスの恋+短編」は「アオチリ」「二次創作」等のタグがつけられた作品です。
カラサリスの恋+短編/松ぼっくりの小説

カラサリスの恋+短編

9,296文字18分

チリちゃんがパルデアに来る前は野暮ったい垢抜けない女の子で、アオキさんに恋したことで今のパルデア一の美人さんなチリちゃんが爆誕してたとしたら最高じゃない??という妄想から始まった話です

それに+セフレアオチリと雨の短い会話文と、さらに短いJ-POPとアオチリの会話文があります

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 必要最低限の家財とお金とポケモンたちが入ったモンスターボールを持って、単身ジョウトからパルデアへ渡ってきた。最初の数週間は部屋の片付けやら役所巡りでへとへとになり、子どもの頃に一度だけ来たことのあるこの地は大人になったらあの頃よりも狭く感じると思っていたのに、なぜか大人になった今の方が広く感じ頭を抱えた。あの頃捕まえたウパーは今や立派なドオーとなり、環境が変わって消極的な他のポケモンたちとは違い、久方ぶりの帰郷に爛々と目を輝かせている。
「ド、ドォ!」
 就職が決まったポケモンリーグへの初出勤の日、緊張から早起きをしてしまい、家を出る予定時刻よりも三十分ほど早く用意を終わらせてしまっていた。
 世界一長い三十分間をどう過ごそうかとソワソワしていると、ドオーがペチペチと床を叩いてチリを呼んだ。なんだ、とそう広くないダンボールだらけの部屋をのそのそと移動し、ドオーの手を見下ろす。一箇所だけちょん、と半透明の皮が浮いており、ペリペリ……とそれをめくるとドオーは心地良さそうに目を細めた。その様子にチリの表情も和らぐ。
 ドオーの脱皮がある日は決まってチリの身に良いことが起こることが多く、漠然とした不安がじわりじわりと解消されていく。
「良いひといっぱいおるんかもせえへんな」
 おおきに、とドオーの頭をうりうりと撫でて、一息つこうとコーヒーを淹れる。落ち着いて、焦っても良いことなんてないから。そう言い聞かせて。

 やっと魔の三十分が過ぎ去り、チリはポケモンリーグに足を運んでいた。面接を受けた時の緊張感が蘇り、口の中が苦いような気がして唾をごくりと飲み込んだ。
 エントランスに入り、受付の女性に声をかけ場所を確認してもらい、奥にあるエレベーターに乗り込む。指示された通りの部屋に入室すると、チリの面接を担っていたオモダカと、その隣にくたびれた黒髪の男性が一人立っていた。
「改めまして、今日からよろしくお願いいたします。リーグ委員長のオモダカです」
「あっ、こちらこそよろしくお願いいたします、チリです! あの、精一杯頑張りますん……頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします!」
「……アオキです。チリさんの指導係となりました。どうぞよろしくお願いいたします」
 アオキと名乗った男性は、低く小さな声で挨拶をし、チリにその手を差し出した。アオキに軽く微笑まれ、チリの胸がどきりと跳ねる。
 端的に言うと、アオキはチリのタイプであった。女性の中でも長身の部類に入るチリよりも背が高くすらっとしていて、顔も男性らしい精悍な顔付き。どことなく漂う怠さの中にある色気にチリはやられていた。こんなどタイプの人がチリちゃんの教育係なん最高やん、ドオーほんまにありがとう。心の中でドオーに感謝する。
「チリさんは、ジョウトの方の方ですか」
 チリの方を観察するようにじっと見ていたかと思うと、口を開いてそう言った。
「あ、はい。ジョウト出身です。……すみません、イントネーション、変ですかね」
「いえ、先ほどチラッと話しかけていたのがジョウトの方のイントネーションでしたので……。話しやすい話し方でいいですよ、無理して合わせなくて大丈夫です」
 めちゃくちゃええ人やん。チリは感動して二の句が告げなかった。見た目も良ければ中身もええんかこの人。新社会人生活第一歩、幸先のいいスタートにチリは満面の笑みを浮かべたのであった。
 それからは毎日通勤するのが楽しくて、アオキの側に居られることが嬉しくて、週末休みの日になれば早く月曜日にならないかななんてことを考えていた。少しでもアオキに似合う女性になりたくて、雑に伸ばしっぱなしにしていた髪も切りそろえて、これまで使ったこともなかったトリートメントを購入して綺麗にしてみたり、ずっとかけていた度のキツイ野暮ったいメガネをやめてコンタクトレンズデビューしてみたり……。チリは今までしたこともなかった、自分自身の見た目を整えることに時間を使うようになった。全てはアオキのため、アオキの隣に並ぶためであった。

 そうして一ヶ月ほどたったある日、歓迎会が執り行われることになり、チリは複数人いる主役の一人として居酒屋の席に着いていた。隣は運のいいことにアオキであった。周囲に座る他の社員たちが色々とチリに話しかける中、大人数はあまり好まないのか、喋ろうとはせず黙々と料理を食べ進めている。チリも他愛のない話ににこやかに答えつつ、アオキの様子を横目にチラチラと伺った。やはりかっこいいしタイプだし好きである。
 今日はメイクの仕方を一生懸命に練習して、今まで使ったことのないマスカラやアイライナーを使用してみたのだ。派手になりすぎないよう、でもどこか可愛らしく見えるように。気づかないにしろ、いつもと違うと思ってもらえるといいなと思いながら、チリはアオキの横顔をチラリと見やった。
「チリさん、彼氏とかいるの?」
 飲み会が終盤に近づいてきたあたり、近くに座っていた女性社員がチリにそう質問した。チリの心臓はどくりと跳ねて、大慌てで「いません!」と否定した。
「あ、そうなんだ。入社した時に比べて可愛くなったからできたのかと思ってた。じゃあ好きな人がいる感じだ?」
 女性社員のひと言に、チリの頬がじわりじわりと染まっていく。恥ずかしくてたまらなくて、アオキの顔が見られなかった。
「や、その……」
「え、なにそういうこと!? え〜、チリさん最近可愛くなったなって思って俺狙ってたのに!」
「うーわあんたその発言最低」
 男性社員と女性社員が言い合いを続けている間、そんなに分かりやすかったかとチリは両手で頬を覆った。それでも、チリはアオキのために綺麗になりたいのだ。こんなにも人のことを好きになるのも、こんなことを考えるのも初めてで、内側も外側も変わっていく自分自身に驚いていた。それでも嫌な気は全くしない。むしろ嬉しいと感じていた。
 周りの人にも分かるくらい可愛くなれてるんやったら、アオキさんも振り向いてくれたりして……なんて淡い期待を抱いたその時、男性社員から飛び出たひと言に、チリのその淡い期待は見事に打ち砕かれた。
「そういえば、アオキさんの彼女さん元気っすか?」
「え、アオキさん彼女いるんですか?」
「……はぁ、まぁ」
「そうっすよ、めっちゃ綺麗でモデルみたいな人!! アオキさんの六つ下でしたっけ?」
 チリの心臓がドクドクと跳ねる。それは今までとは違い、チリの全身から血の気を奪っていった。途端に息苦しくなって、チリは慌てて顔を伏せた。———そらそうやん、こんなにも素敵な人なんやもん。そら彼女いてはるって。……何をそんな、期待してたんやろう。
 それ以降の会話はチリの耳には入ってこなかった。バキバキに砕かれてしまいそうになる淡い恋心を守るのが精一杯であった。

 チリは気付けば自宅に帰ってきていた。髪も乱雑に解いたまま、メイクも落とさず、乱暴に脱ぎ捨てたシャツやスカートがその辺りに散らばっている。下着姿のまま、ドオーが心配そうに見つめていることにも気づかず放心状態で、チリは床に臥していた。
 涙は出なかった。ただただ喪失感で魂が抜けたようになり、ピクリとも動かなかった。
「きれいな、ひと。ろっこした。……あおきさんの、かのじょ。……あおきさんが、かれし?」
 チリはそれだけ呟き、何かを考えるように静かに目を閉じた。ドオーがチリの様子を見ようと一歩踏み出したその時、チリが勢いよくがばりと起き上がる。ドオーが驚いて固まってるのにも気づかず、チリは大慌てでシワになったシャツとスカートを身に纏い、適当に髪を結び直して財布を引っ掴むと、起き上がった勢いのまま家を飛び出して行った。
 家を飛び出したチリが向かうのはデリバードポーチ。二十四時間営業のその店の、コスメやヘアケア用品が並ぶフロアに一目散に向かうと、チリはネットで口コミを確認しながら片っ端からカゴに放り込んでいった。——その彼女よりも綺麗になって、アオキさんの視界に入ってやる。チリはそう心の中で考えながら、己の見た目を磨くものをどんどんカゴに入れた。話題のヘアオイル、根強い人気のある化粧下地、トレンドのアイシャドウ、有名な女優が絶賛してた保湿クリーム。レジに持っていってバーコードを通してもらうと、それは全部合わせて四万を超えていたのだが、幸い引越し資金で浮いたお金が残っていた。ポケモン以外に趣味も特にないため、これくらいいいだろうとカードを切る。両手の袋いっぱいに美容用品を提げて帰宅する。心配そうに近寄ってきたドオーを抱きしめながら、チリちゃんパルデア一の美人になるわなと呟いた。
 時刻は零時を過ぎたところで、大慌てで化粧を落とし髪にブラシを通すと、「夜更かしは美容の大敵!!」と叫んでベッドに潜り込んだ。

 それからというもの、チリは己を磨き続けた。猫背になるとスタイルが悪く見えてしまうから背筋を伸ばすよう意識し、世の女性たちが通うと言われるサロンにも片っ端から予約した。まつ毛エクステやまつ毛パーマは違和感がひどく、あまり似合わなかったため一度きりでやめた。眉毛サロンも、形を整えてくれるのはありがたかったのだが、その一度だけで形を覚えてしまったため毎回通う必要はなくなった。脱毛サロンは少々値が張るが保証やアフターサービスのきっちりとした医療脱毛を選び、フェイシャルエステは一ヶ月に一度通うことにした。パーソナルデザインについても調べ尽くし、サロンで似合う色やメイク方法、服の素材やデザインを懇切丁寧に教えてもらった。どうやらメイクは甘い女の子らしいものよりもナチュラルめでシャープな印象のものの方が似合うらしく、アイラインの引き方やアイシャドウののせ方を少しずつ変えていった。ファッションもスカートよりはパンツのほうが似合うと言われ、元来あまりスカートを好まないチリは、アオキのためにと購入したスカート数着をクローゼットの奥底に仕舞い、長い脚が映えるスラックスを着用するようになった。それ以外にもパンプスからブーツへ、巻き髪を練習しようと購入したコテは今やほとんど使用せず、ストレートアイロンにお世話になっている。
 元々スタイルは良い方であったし、自分磨きの成果も相まって、一年という長い歳月をかけ、チリはドオーに宣言した通り、パルデア一の美人へと変貌を遂げた。
 ただし、変化したのは見た目だけではなかった。周りの反応もかなり変わり、入社した頃にはチリに一瞥もくれなかった男性社員たちがこぞってチリをデートに誘うようになった。女性社員も時折声をかけてくることもあったり、街を歩けばすれ違う人が振り向くほどで、中には声をかけてくるものもいた。しかしチリは、誰にも靡かなかった。この一年間、チリはアオキのためだけに己を磨き続けたのだ。ちょっと綺麗になったからって手のひらひっくり返したように声かけてくる輩なんか願い下げやわ、とチリは冷めた瞳で接した。それがまた良いと噂が立つのも解せなかったが、何かを期待して声をかけてくる者は減ったため、これで良いかとチリは考えている。
 そうしてようやく自信を身につけたチリは、アオキを食事に誘う機会を伺っていた。いつ切り出すかタイミングが掴めず、一歩踏み出そうとしたり踏み出そうとした一歩を引っ込めたり。風の噂でアオキがあの時の彼女と別れたと聞いた。どうやら四天王に抜擢され忙しくなったあたりで愛想を尽かされたんだとか。チリちゃんやったら全身全霊で支えるのにな、と家で叫んだのは内緒である。新人教育を終え、部署が決まった後もチリはアオキを想い続けていた。これといった用が無くても話しかけに行ったし、その都度アオキもチリの話に付き合ってくれていたから、急に食事に誘ったとしても違和感はないはずである。さぁ、いつ伝えるか……と思案していたある日、ドオーが脱皮をした。いつもよりも綺麗に捲れたそれを、ドオーは自慢げにチリに差し出してくる。チリは直感的に、今日だと思った。
 爆速で業務を終え、新しく設営された四天王執務室のドアをどんどんと叩く。中からは金髪の背が高い男性が出てきて、怪訝そうな顔でチリを見た。チリもチリでその男性にろくに挨拶もせず、アオキの後ろ姿を認めると一目散にそちらに駆け寄っていった。
「アオキさん!」
「……チリさん」
「アオキの知り合いでしたか。いきなり入ってくるから驚きましたですよ……」
「あぁ、すんません。アオキさんに用事あって……、アオキさん、今日このあと時間あります?」
 金髪の男性がこれ見よがしにため息をつくのを一瞥しつつ、チリはアオキの方を向いてこのあとの打診をした。
「ええまぁ、直帰の予定なので」
「ほな、ご飯でも行きません?」
「……はぁ」
「チリちゃんぜんぶ終わらせましたんで、ここで待たせてもらいます!」
 金髪の男性が四天王の機密がどうの、と説教してくるのを聞き流しながら、「おっちゃんは何タイプのポケモン使うん? チリちゃんはじめんタイプ好きでよう使ってるねん」などと雑談をふると、ため息をつきながら諦めたように呆れ笑いを浮かべて去っていった。その話を聞いていたアオキが「彼はドラゴン使いです」とボソリと呟く。
「え、そうなん? チリちゃんの地元にドラゴン使いの一族が住んでる里あるわ。あのおっちゃんも知ってはるんかなぁ」
 雑談をしながらアオキを待っていると、アオキから終わりましたと声がかかる。早速行こかと声をかけ、店までの道中アオキと二人並んで歩くと、その背の高さや案外彫りの深い精悍な顔が間近にあって、やはりかっこいいなこの人と再確認したのであった。
 雰囲気の良いバルで向かい合って座り、他愛もない話をしながら料理を口に運んだ。大人数の飲み会では口数の少ないアオキも、こうしてチリとサシであれば返事をしてくれるし、時々向こうからも話題を提供してくれる。チリはそのことが嬉しくてたまらなかった。
 机の上に並ぶ料理の数も減ってきて、チリはいよいよか、と頭の中で伝えたい言葉をパズルのように並べ替える。セリフじみた言い回しではなく、本当にそう思っているのだと伝えたいからこそ、ありのままを伝えようと口を開いた。
「アオキさん」
 改まって声をかけたチリの真剣な表情に、アオキも居住まいを正した。返事はせず、ただチリの次の言葉を待つアオキに緊張はしつつも、大丈夫と言い聞かせて再び口を開いた。
「チリちゃん、アオキさんのことが好きです。初めて会った日からずっと、今の今まで。
 アオキさんに似合う女の人になりたくて、今まで興味なかった見た目とか美容に気遣うようになって、アオキさんに彼女おるって知ってショックやったけど、その人よりも綺麗な人になったろうって更に力入れて……。
 今の美人さんなチリちゃんは、アオキさんに振り向いてほしくて頑張った結果、あるんです。
 ……アオキさん、チリちゃんの彼氏になってくれませんか」
 しっかりとアオキの目を見つめながら、チリは言葉を紡いだ。アオキもまたチリから目を逸らすことなく、チリからの言葉を聞いた。しばし沈黙が流れる。あかんかったら家帰って失恋会して号泣しよ。そう誓ったチリは、アオキからの言葉をただじっと待った。
「……お気持ちは、嬉しいです」
 ——ああ、あかんかったか。まだ外だというのに鼻の奥が痛くなって、涙腺がじわりじわりと緩んでいく感覚がして、チリは懸命に堪えようとした。初恋は実らへんっていうもんな。無理やり納得しようとして、嫌だと駄々を捏ねそうになる心の奥底に蓋をして。
「もう少し、待っていただけませんか。今ここで貴女のことが好きです恋人になりましょうと言うのは、虫が良すぎる気がします。自分が好きになったのは貴女がお綺麗だからではありません。もちろん、少なからずそういった部分も持ち合わせているとは思いますが、貴女の中身も全てひっくるめて好きになったんだと胸を張れるようになるまで、待っていただけませんか」
 アオキの言葉にチリは固まった。不思議そうな顔をして手を振るアオキを可愛いなとどこか冷静な頭で考えながら、あまりに都合の良い夢を見てるのではないかと頬を引っ叩いた。
「え、」
「……夢やない」
「あの、チリさん、」
「……夢やないよね?」
「あ、はい。夢ではないです」
「……それってさ、チリちゃんの都合のええように受け取ってええってこと?」
「まぁそうなりますね」
「ほんなら、アオキさんがチリちゃんの彼氏になってくれるってこと?」
「ええ」
「……いくらでも待つ」
「ええ、お願いします。
 ……あと、別件なのですが、チリさんはポケモン勝負はお好きですか?」


「ほう、素晴らしいですね。ぜひ貴女にも四天王として携わっていただきたい」
 チリは呆けた顔でアオキの目を見つめると、アオキはそっと目を逸らした。
「……聞いてないねんけど」
「言ってませんので」
「あら、言ってなかったのですか?」
 オモダカが笑いながらキラフロルをボールに戻す。聞いてへんよ、と言おうとしたが声にならなかった。——え、チリちゃんが四天王?
「……アオキさんと同じ部署?」
「ええ。厳密には部署は違うままですが……チリもアオキのように総務部と兼任していただきます。いかがでしょう」
「いや、やります、やらせていただくんですけど、……アオキさん、チリちゃんの旦那にならな責任取りきれんでこれ」
「……」
「そこ、目逸らすな」
「急に呼び出したかと思えば……急すぎて驚きましたですよ。この女性が新しい四天王なのですか?」
「ええ、そうです。よろしくお願いいたしますね、ハッサク」
「あ、ドラゴンのおっちゃんやん」
「……なかなかにふざけた女性ですね」
 
 次のドオーの脱皮があった日、チリの眼前には跪くアオキとその手元には小さくきらめく指輪。お付き合いしましょう、も何もかもをすっ飛ばしてプロポーズするアオキと、そんなアオキにえらいすっ飛ばし過ぎやろとつっこみながらも嬉しそうにその指輪を受け取るチリの姿があった。

カラサリスの恋



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