2022/12/28
孝志は1ヶ月の停職となったが、1ヶ月仕事をしなくても基本給だけが40%カットされ、約40万円の給料が約30万円になる程度の処分であった。
停職期間中は自宅待機の義務はなく、パチンコやゴルフをしていても問題なかった。
公権力の不正を調査報道により暴いていく事がNHKの使命である。しかし、NHK自らが不正をし、それを積極的に開示せず隠蔽していることが大問題なのである。
さらに運営資金が受信料という公金であることから、一般企業より厳格にお金をつかうことが求められている。
NHKが一般企業なら孝志は内部告発などしなかった。
孝志は内部告発をするにあたって西宮冷蔵の内部告発を参考にしている。そして、後に続こうとする人たちに慎重に行動することを求めている。もし、告発をするにしても匿名で行い、誰が内部情報を漏洩したのか分からないようにすること。そうしなければその後の人生が大変なことになるだろう、と警告を発している。
孝志が外部の勢力に利用されているのではないかと考えた者が、NHKの内部にはいた。そして、孝志に利用価値がなくなって捨てられた後、孝志が自殺を考えるのではないかと心配をした者もいた。
孝志の背後には誰もいなかった。孝志は自分の意思で行動していた。その当時はそのように思っていた。
タイトル
NHK有名幹部(芸能No.1プロデューサー)捜査当局が注目する制作費「5億円着服」と局内「愛人貢ぎ」!疑惑追及スクープ
「皆さまの受信料」を不正に流用・詐取し、社会問題に発展したNHKで、新たな「制作費着服疑惑」が噴き出した。疑惑の人物はまたも、有名芸能プロデューサー。しかも、その金額と悪質さは前回の「磯野事件」以上で、捜査当局もひそかに注目してきたというのだ。その驚くべき全貌を明らかにする。
関連団体を使って金を還流
「Iが逮捕されたのになぜあの男の不正が暴かれないのか、と同内ではブーイングの声があちこちで上がっています。彼こそ『不正の温床』とささやかれている人物なのです」
さるNHK職員が不満げに指摘する「あの男」とは、NHK番組制作局の藤田嘉和エグゼクティブ・プロデューサー(54)=以FEP、仮名=だ。
NHKでは昨年、元職員が架空の構成委託料を振り込むなどして番組制作費を流用し、多額のキックバックを受け取っていた事件が発覚。“主犯〃の元チーフ・プロデューサー、I.K被告(48)が詐欺罪に問われて逮捕・起訴され、現在公判中だ。磯野被告の詐取金額は、審理入りした分だけでも3,890万円に上り、末立件分を含んだ流用総額は1億6,368万円にもなることが判明している」
NHKを退職するかどうか決断する時に孝志は計算をした。
当時孝志は37歳、長男はまだ2歳だった。定年まで20年はNHKから給与をもらえる。38歳から57歳の平均年収を少なくても1500万円と設定して、総額3億円を捨てることになる計算だった。
「安定した収入と立派な肩書き捨てるこんなバカな人間はなかなかいない」と孝志は思った。当時孝志は精神的かなり追い込まれていた。病気が悪化してしまうことに対する不安が辞職する理由の1つであった。
2005年6月9日、孝志は退職願を提出した。
退職希望年月日は2005年7月31日とした。理由は「一身上の都合の為」と書いた。
翌日6月10日付で「退職願」承諾通知書が発行された。
7月31日をもって退職することが承諾された。
孝志が目立ちすぎたため、NHKは孝志を殺すことができなかった。だから自分は無事だったのだと孝志は考えた。
孝志の内部情報漏洩がNHKに発覚した3月15日から退職を決意した6月まで「殺される」という恐怖と孝志は毎日戦っていた。
2005年7月、週刊新潮は孝志の情報を元に有働由美子NHKアナウンサーの記事を掲載した。掲載前に新潮の記者が記事の確認の為、有働に電話した。
衣装について聞かれるまで、有働は質問にはハキハキ答えていたが、衣装問題になったとたん、広報と相談して締め切りまでに連絡しますと記者に伝えて一旦電話を切った。
その後、有働は約束の期日を守らなかった。新潮は記事を掲載した。
週刊新潮発売後、有働本人から新潮社に抗議文が届いた。
内容は、「私と立花元職員は友人ではありませんでした」等であった。
退職日4日前の7月28日、孝志に対して出勤停止7日の処分が下った。
ソルトレーク五輪での、競技チケット転売に対する処分であった。この件で処分されたのは孝志だけだった。
2005年7月31日孝志は、NHKを依願退職した。19年4ヶ月、孝志のNHK職員としてのキャリアが終了した。退職金は810万円だった。
NHKは孝志の退職を、非常に喜んでいる、と孝志は感じた。
しかし、孝志のNHKに対する活動は終わらなかった。
2002年からのデータが入ったパソコンを孝志は持ち出した。
孝志は在職中、「なんで自分がうつ病になったのだろう」と何度も考えた。
出てきた答えは、「自分が病気なのではなく、NHKが病気なのだ」「病気の組織にいるから自分も病気になるのだ」であった。
NHKを辞めたらすぐに病状は改善した。
NHKを辞める直前の1年間、孝志は毎日死にたいと思い不幸だと感じていた。
NHKを辞めたことで孝志はその後幸せな日々を送ることになる。
ただし、自首することも出来ず、在職中に犯した罪を償いすらせずにNHKを辞めてしまったことは心残りとなった。
NHKを退職してしばらくすると孝志は上司が憎いと感じることはなくなっていった。
ただ退職した前後は殺したいと思う上司はたくさんいた。
その頃、孝志は頭の中で放送局ジャックをしていた。
「まず殺したい上司の子供を誘拐して山奥に監禁する。
次にNHKの地方の放送局の受付の女性を人質にして、その地方局のスタジオから全世界に生放送を要求する。そこに嘘をついている上司を呼び出して本当のことを言わせる。言わなければ殺害する。そして、その模様を生放送する。
その場で孝志を殺せば人質の子供の居場所がわからず餓死してしまうという二重人質システムにより孝志の主張が終わるまで生放送をさせる事が出来る」
そんな妄想をしていた。
孝志は退職後、しばらく職安に通った。そして、一般企業の給料が驚くほど安いことを改めて知った。
立花孝志物語 10 ライブドア事件 へつづく
ここもほぼ2ちゃんねるへの立花さんの書き込み通りです。人物名は原本では実名ですが、ここではイニシャルにしました。
「自らの意思」の項の最後の一文は後の立花さんの発言を元に、僕が書き加えました。
ブログと平行して本文を書き進めていますが、既にだいたいの項目出しは終わっています。2019年以降は、立花さんのYouTubeを元に出来事を抽出しましたが、今日は、キーとなる出来事に関連する浜田聡さんの情報や国会議事録を調べて、書き足す作業をしていました。
そうしていたところ、立花さんが緊急記者会見を開く、とツイートしていたので、急遽参加してきました。テーマは「ガーシー、警視庁から任意の事情聴取の要請」です。
初めて見るくらい多くのマスコミが会見に参加していました。でも彼らはあまり質問しないのです。定例のNHK党記者会見に参加しているYouTuberはいませんでしたので、ほぼ、僕一人で質問をさせていただきました。
会見後、ぶら下がり取材の輪に加わって立花さんの話を聞きました。たぶん、12月27日17時30分から放送される立花さん、堀江さん、奥野さんのYouTubeで話す内容が事前に話されていました。スケールの大きな話で、ワクワクするような、どう理解してよいのか分からないような、話でした。言っていることは理解できるのですが、それが現状にどう影響するのか分からない、という話でした。まあ、見ていればそのうち分かるだろう、と思っています。兎に角、見ていて飽きない人です。
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モリヤマ ヒデキ/歳/男
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