ヘムのDOE採用株ポートフォリオで大日本塗料【4611】を採用しました。同社は元々600株を保有。DOE採用を受け増配確度が高いと判断し400株をDOE採用株PFで追加購入。合計1,000株保有としました。5年間で2倍の増配狙いです。以下簡易分析。
大日本塗料【4611】簡易分析その① =還元編=
高利回り クオカード 優待株
同社は元々ヘムの優待株PF構成銘柄。100株保有で1,000円のクオカードが貰える。3年保有でクオカードは2,000円となり100株で3年保有の場合は現在の株価で
優待利回り1.77%。配当利回りは3.57%で、優待と配当を合わせた利回りは3年以上保有で5.34%とかなり高め。ヘムの買い付け単価は716円で、優待配当利回りは8.38%。
先週末の勉強会である凄腕さんが同社についての銘柄分析を発表、それを機にヘムの方でも再度調べ直して妙味ありと考え追加購入を決めました。
DOE採用
2024/5/16発表の新中期経営計画(2026中計)でDOE採用を発表。その内容は熱いと思えたが株価は何事もなかったかのように「シーン」としている。
2024年 DOE2.5% 配当金40円 配当利回り3.57%
2026年 DOE3.0%に到達とし
2029年 DOE5.0%を長期目標とする
仮に自己資本が全く成長しなくても、この宣言を守ると2026年に配当利回りは4.28%、2029年に配当利回りは7.14%になる。優待と併せた2029年の優待配当利回りは8.91%。
以下は同社の自己資本の推移。元となる自己資本もきっちり伸びている。配当利回りはもっと高くなるという事。
仮にEPSの成長が0の場合に配当金の推移がどのようになるのかをシミュレーションしてみた
結果は以下の通り(2029年シミュレーション)
・EPS成長0前提
・2029年の配当利回りは10.65% / 配当性向88.8%
・優待利回り1.77% クオカード
・2029年のPER 8.4 / PBR0.47
一方同社は中計で2029年(5年後)に営業利益2倍(49億円→100億円)の目標を設定。これは年率換算で約15%の成長。この通りに行くとは思っていないが、プラン通りの場合はどうなるのかをシミュレーション。
結果は以下の通り(2029年シミュレーション)
・配当利回りは11.45% / 配当性向54.9%
・優待利回り1.77% クオカード
・PER 4.8 / PBR0.43
流石に中計通りに行くだろうとの「お花畑」のような事を思っていないが、還元の宣言さえ守ってくれれば2029年はシミュレーション①と②の間のどこかで着地する事になる。
2029年の現実的なシミュレーション
前提条件は還元の約束を守った場合
・配当利回りは10.65%~11.45%
・優待利回り1.77% クオカード
・PER 4.8~8.4 / PBR0.43~0.47
・EPS134~233 /
・配当119~128 / 配当性向 54.0%~88.8%
悪い方に転がった場合も考えておく。EPSは成長0、DOEの約束を全て反故にして2%のままの場合は、2029年の配当金は50円。配当利回りは4.45%。現時点でPER8.4、PBR0.54と割安水準の為下値不安も小さいだろうと考えた。同社IRと話した感じでは低PBR(現状0.54)をかなり意識しているので、約束の完全反古はなさそう。
ダンドー流で言う「コインの表が出れば勝ち、裏が出ても負けは小さい」に当たると思う。
今回は還元姿勢のみでの考察でした。次回は同社の定量分析・定性分析をしてみます。深いとは言えないが、意匠照明関係のニッチ戦略が成功しており、被塗物を長期的に保護する重防食技術に強みがあり構造物用塗料は国内トップシェアなどそれなりの堀も持っている。「これだけの還元姿勢を発表しても株価上がらず」と言うほどはビジネスモデルは悪くないと考えて追加購入を決める。
今回の決算発表は還元祭りの期待が大きく、相当相場が歪んでいると思っています。こういう時はしっかり分析をして、掘り出し物を見つけるチャンスですね
その②に続く
Quote
ヘム/ 配当&優待&DOE 雪だるま投資
@pygmy_hem
ヘムのDOE採用株 ポートフォリオ
=時価総額順 構成全62銘柄(2024/3/31時点)=
長期に渡って増配の恩恵を受け取る為にヘムが出した最適解は「DOE採用+低配当性向+業績安定+自己資本積み上がり」です。
=2024年の売買記録= x.com/pygmy_hem/stat…
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