BOMENYA E29、透明デザイン採用モバイルバッテリーです。
年々スマートフォンの価格が高くなってきており、さらに円安も相まって長期間に渡って同じスマホを使う人が増えていますが、やはり長期間同じスマホを使うと劣化が目立ってくるのがバッテリーです。
そんな背景もあり、モバイルバッテリーはスマホと同様に、外出時のマストアイテムの一つ、となっている人も少なくないのではないでしょうか。
一方、モバイルバッテリーの新製品の投入や価格競争過熱した結果、粗悪品も増え、少し前にはモバイルバッテリーの発火事故なども相次いだことが記憶に新しいところです。
当然の流れとして、最近は製品の信頼性自体も重視されるようになってきています。
とは言え、中身だけではなく、持ち歩くアイテムだからこそ、使い勝手や見た目も重視したいところです。
そんな贅沢なニーズにもピッタリとハマり、製品自体の信頼性も担保しつつ、ユニークな見た目と高い使い勝手を両立した本製品をご紹介。
本製品の特徴は以下の通り。
レッドドットデザイン賞も受賞した使い勝手の良さと高いデザイン性
10,000mAhの容量を確保しつつ僅か185gの軽量ボディ
最大20WまでのPD3.0に対応し様々な急速充電に対応
バッテリー本体を充電中にも接続機器を同時充電可能な「パススルー充電」に対応
所有欲を高めてくれるオシャレなスケルトンボディ
大きなLCDで分かりやすい残量表示機能を搭載
本製品の付属品は以下の通り。
製品本体
USBケーブル(Type-A to Type-C)
取扱説明書
まず、本体正面です。
初見では、一体何の製品だろう？と思うほど特徴的かつ斬新なデザインが目を引きます。
表面は完全に透明なスケルトン仕様になっており、回路部分とバッテリー部分がはっきりと見て取れます。また、バッテリーの中央にはメーカーであるBOMENYAのロゴが入っています。
本体正面向かって右側面です。
本体の最上部に見える黄色いボタンは電源ボタンです。
次に、本体正面向かって左側面です。
こちら側には特にボタン類などはありません。
本体背面です。
本製品にはLightning端子とUSB Type-C端子のケーブルが内蔵されており、別途ケーブルを挿さなくても使用することができます。iPhoneとその他のType-Cデバイスを使っている方にはちょうど良い仕様だと思います。
また、しっかりと本体側面に端子部分が固定されるようになっていますので、カバンの中で断線してしまう可能性も低減してくれそうです。
なお、ケーブル内蔵モデルは逆に使いにくい！という方向けなのか、BOMENYA E29 ケーブル非内蔵モデルもあります。
続いて本体底面です。
こちら側には固定用のネジが3つあり、ただはめ込まれているだけではなく、ケース自体もしっかりと固定されていることが分かります。
本製品のコア部分とも言える本体上面です。
内蔵ケーブル2本が中央にある他、左右にそれぞれUSB Type-CとUSB Type-A形状の端子が一つずつあります。つまり合計4つの端子があり、小型のボディながらも多くの端子が接続できるように頑張って設計されている印象を受けます。
なお、USB Type-C端子は外部機器の充電とバッテリー自体の充電の共用(IN/OUT共用)の端子になっています。
次に、付属のUSBケーブルです。
本体の充電と外部機器の充電の両方で活用できます。
最後に、付属の説明書です。
特段説明書がなくても使用できると思いますが、しっかりと日本語で表記されています。
なお、説明書によると内部には日本国内製バッテリーが採用されているとのことで、もちろん分解して確認することはできないのですが、やはり安心感があります。
まず、本体を最大の100%まで充電することにしました。
USB Type-C端子を電源に接続すると、自動的にLCD画面に大きく現在のバッテリー残量が表示され、充電が開始されます。
なお、LCD画面を拡大してみると、バッテリー残量の表示部分はレトロな雰囲気のドットで表現された数字になっていることが分かります。回路が見える部分と相まってガジェットとしての所有欲を高めてくれます。
バッテリーの充電が終わった後、本体右横のスイッチを押してみました。
本体が小型のため、片手で簡単に握ることができますし、なおかつスイッチ部分が本体を握った時にちょうど指が来る位置にあるのは非常に扱いやすく、ユーザビリティもよく考えられているなといった印象です。
充電時は、別途端子にケーブルを取り付けるか、内蔵のケーブルをこのように取り出して使用します。
まずは内蔵ケーブルでiPhone XS Maxとワイヤレスイヤホンを接続してみました。
もちろん問題なく同時充電可能でした。
内蔵ケーブルは短いため、充電しながらスマホを使うのには向きませんが、やはり別でケーブルを用意する必要がないのは便利です。
それならば、とケーブルを2本足して一気に最大接続台数の4台を同時に接続してみました。
iPhone、タブレット、ワイヤレスイヤフォン2台の4つを接続しましたが、いずれも問題なく同時に充電することができました。
さすがに残量表示が相当な勢いで減っていきましたが、小型でここまでパワーがあればほぼ合格点と言えるでしょう。
また、本製品はパススルー充電に対応しているため、このように本体を充電しながら、他の機器を充電することも出来ます。
バッテリーの劣化を早めるため、パススルー充電は常用すべきでないという話もよく聞きますが、いずれにせよ出来るに越したことは無いと思います。
旅行先などで、寝る前にモバイルバッテリーを充電しつつ、ついでにiPhoneやワイヤレスイヤホンも充電しておきたい、といった時には便利でしょう。
特に海外旅行では極端にホテルの部屋の電源コネクタ（コンセント）自体が少ない、ということもありますので、本製品があれば簡易的なタップとして使うことができる、と考えることもできます。なお、もちろん本製品は機内持ち込みにも対応しています。
日本製バッテリーを搭載しているという安心感が前提にありつつ、なおかつ内蔵ケーブル搭載、パススルー充電対応、スケルトンボディなど、利便性とガジェットとしての見た目にも配慮されており、新たにモバイルバッテリーを買うのであれば、ひとまずこれで良いのでは？といった印象です。
容量も10,000mAhもあればほとんどのシーンでは十分でしょう。
サイズ感も片手で握れる程度の小ささであり、まさに「モバイル」向けのバッテリーらしく、さらに価格も4,000円以下と手が出しやすく・・・と、書けば書くほど不満点らしい不満点も見当たりません。強いて言えばスケルトンデザインがそもそも好きではない、という方もおられるとは思いますので、あるとすればその辺りでしょうか。
また、実際の耐久性など、長期間使ってみなければ分からない点もありますので、しばらくはこちらをメインに使い倒してみたいと思います。
そろそろ新しいモバイルバッテリーを、と考えておられる方にはちょうど良いオススメの一品ですので、是非購入をご検討ください。
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