すべての男性の精巣から「マイクロプラスチック」が見つかったとの研究結果、生殖能力に影響を与えているとの懸念も
マイクロプラスチックは人の肺、血液、胎盤などさまざまな場所で見つかっており、人体への深刻な健康被害が懸念されています。さらに、人と動物の精巣を分析する新しい研究により、すべてのサンプルからマイクロプラスチックが見つかったことが報告されました。
Microplastic presence in dog and human testis and its potential association with sperm count and weights of testis and epididymis | Toxicological Sciences | Oxford Academic
https://academic.oup.com/toxsci/advance-article-abstract/doi/10.1093/toxsci/kfae060/7673133
UNM Researchers Find Microplastics in Canine and Human Testicular Tissue
https://hsc.unm.edu/news/2024/05/hsc-newsroom-post-microplastics-testicular.html
Microplastics found in human testicles could be causing sperm counts to fall | Euronews
https://www.euronews.com/green/2024/05/21/microplastics-found-in-human-testicles-could-be-causing-sperm-counts-to-fall
「なぜ、近年になって人々の生殖能力が低下しているのかを考えれば、そこには何か新しい要因があるはずです」と話すのは、アメリカ・ニューメキシコ大学看護学部の環境医学の専門家で、人の生殖器系に対するさまざな環境要因の影響を研究しているシャオジョン・ユー教授です。
同じ大学の教授から、「人の胎盤でマイクロプラスチックが発見された」との研究結果を聞かされたユー氏は、人の精巣もマイクロプラスチック汚染にさらされているのか調べる研究を開始しました。
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