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WinDOS X 1.0 Beta REV04 をインストールしましたがうまく使いこなせませんでした

2023年 8月 14日    Linux

WinDOS X とは

WinDOS X とは、MS-DOS に似た OS と Linux を接続した WinDOS の上に構築されたグラフィカルな環境です。

イメージとしては、Linux 上でモリモリ Wine が動いているイメージです。

Linux は他のディストリビューションから作られたものではなくカーネルからスクラッチされたもののようです。

デスクトップ環境は何かわかりません。Windows っぽいです。

公式サイトでは現在 WinDOS は一般用途には適していないと言われていますが、近い将来そうなるとも言われています。

なんか面白そうなので試してみました。

ダウンロード

WinDOS X の公式サイトのトップページからダウンロードページに行き「Download」をクリックすると Sourceforge のサイトからダウンロードされます。結構時間がかかります。

インストール

詳しい解説は公式サイトの「Document」のページに PDF ファイルがあり、結構細かく解説されていますので、そちらを参照するのもいいと思います。

Virtualbox の設定はこんな感じです。

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ISO イメージをセットして起動すると boot 画面が開きます。

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インストールしたいので「1」

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ここもインストールしたいので「i」

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インストールするかどうかの確認「Enter」

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スロバキア語はわからないので「1」

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GUI で遊びたいので「1」

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ハードディスクを選択「1」

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Bドライブ=Linux の領域です。とくにこだわりがなければ「1」でいいです。あとから操作することはあまりないと思います。

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Bドライブに割り当てる容量。どれぐらいが適当なのかわかりませんでしたので例にある「20 GB」にしました。

インストール後に確認したら B ドライブは 7.5G 程使っていました。

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Cドライブ=DOS の領域のフォーマットです。これも NTFS でいいと思います「1」

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確認して「Enter」を押すとインストールが始まりますので、しばらく待ちます。

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インストールが完了したらもう一度「Enter」

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インストールメディアを強制排出して、何かキーを押すと再起動が始まります。

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インストール後の boot 画面。起動中は普通に Linux の画面です。

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ログイン画面。

ログインID:administrator パスワード:admin

です。

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おめでとうございます。GUI のデスクトップが起動しました。

しかし、この後何をすればいいのかわからん…。

遊んでみました

基本 Wine で動いているようですが、Wine あまり使ったことなくて、フォントとか IME のインストールとかもわかりません。

ただ、Wine 系の設定画面も見当たらないんですよね。

とりあえずターミナルでも開いてみますか。

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DOS 窓ですね。SHELL使えないんやろか?←ドキュメント読んでない

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Firefox は Nightly の 112.0a1 がプレインストールされています。フォントがないので日本語のサイトは読めません。

Youtube は 動画は動くものの音声は再生されませんでした。設定方法は調べていません。

とりあえず、C:\windows\system32 あたりの exe ファイル叩いてみました。

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まぁ、いろいろ動くみたいです。ソリティアはなんかうまく動きませんでした。

Windows 系のインストーラは、msi と exe が動くとドキュメントに書いてありました。

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Linux 系のアプリケーションは AppImage が使えるようです。

ただ、LibreOffice はインストールできたふうですが、起動できなかったので、インストールできていないのか、単に起動に失敗しているのかはわかりません。

感想

おもしろい取り組みだと思います。

うまく動かない部分はありますが、強制シャットダウンなどは無く意外と安定している感じです。

自分が Wine をうまく使いこなせていないので、そうじゃなければいろいろと遊べると思います。

Windows に寄せたものを作るのであれば、ReactOS よりもこういった方法の方が手っ取り早い気もします。

ReactOS は ReactOS で面白いんですが。

頻繁に更新されているようですので、今後の発展に期待です。