高校生のその事情・18
「君、忍足くんだっけ。君もなかなか面白いね」
「そら、どうも。けど、兄さんら、跡部の事からかうんはええけど、あんま苛めんといてな。昨日みたいに泣きながら帰ってくると皆が心配するし。これで結構人望あるんや、コイツ」
「これで、って何だ!# …わっ!?///」
抗議する跡部の髪を入江が撫で回し、忍足に微笑んだ。
「大丈夫だよ。可愛がってるだけだから(笑)」
「実際可愛いですからねぇ」
「まあなぁ。徳川ですら可愛いと思ってるようだしなぁ?」
「いえ、俺は違いますから;」
入江の手を払い真っ赤になって何か抗議している跡部を見て、忍足は苦笑した。
「まぁ心配ないみたいやね。じゃ、よろしく頼みますわ」
「勝手に頼むんじゃねえ#」
「テメェ何様だ、エセメガネー!#」と叫ぶ跡部に後ろ手で手を振って、忍足は食事を受け取りに行った。
「じゃあ、お友達にも頼まれちゃった事だし、可愛がってあげようね(笑)」
「結構です!#」
「とりあえずアンケートでも書きましょうか。ああ、用紙は余ってますか?手塚くんが来たから彼にも書いて貰いましょう」
「えっ!///;」
「手塚くん、ちょっと来て下さい~!」
「せめて注意書きを消してからにしてくださいっ!///;」
…後日、高校生の間で行われた3回目のアンケート「可愛いと思う中学生」では、再び跡部がダントツ一位になった。
しかも今度は回答率100%であり、かなり徳川が上級生に弄られたらしい…。
(おわり)
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