高校生のその事情・17
「オラ、お前も書け」
平理が跡部の前に紙を突き出した。
「あぁん? 要らねぇよ」
「跡部、敬語くらい使っとけと言ったろうが」
「……要りません」
鬼に言われて渋々口調だけは変えたが、返事は変わらなかった。
「まぁ、そう言わずに書けよ。心配しなくても、今度のはちゃんとオマエでも分かる言葉で書いてあっからよぉ」
「………;」
入江と大和が思わず「プッ」と吹き出した。
だが、当の跡部は複雑だ。
『俺、昨日の件でよっぽどアホだと思われてんのかよ;』
嫌々ながら用紙に目を遣る。
するとそこには、
『レストランに入れて欲しいメニュー投票! 今度は文字通り、今夜のオカズを決めようぜ!(注・跡部の言った意味のオカズだから人間不可)』
とあった。
「~~ナメてんのかよっっ!#////」
跡部は用紙をテーブルに叩きつけ、入江と大和は今度こそ大笑いした。
「なんや跡部、高校生に囲まれて何やっとるん?」
「忍足」
「おはようさん。何や分からんけど、随分可愛がられてるみたいやな」
「テメェの目は節穴か!可愛がられてるんじゃねえ!からかわれてんだよ!///#」
「ふーん? でも、楽しそうやん」
「ぁあ!? どこが!#」
「いつもと違うて可愛らしくやられっぱなしになっとるし。まあ、さすがの跡部でも年上の中に混じると子供っぽくなるんやな。なんか…可愛エエで、自分(笑)」
「…テメェ#」
(18に続く)
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