日本の首相には、ヘリすらありません。 能登の震災の際、岸田首相が降りられたヘリには、 日の丸に陸上自衛隊と大書されておりました。 それを目にして一抹の寂しさを覚えたものです。

玩蛇及蝮蠍　気毒煙火燃 念彼観音力　 尋聲自回去 雲雷鼓掣電　降雹澍大雨 念彼観音力　応時得消散 観音経―偈文―⑧

或遇悪羅刹　毒龍諸鬼等 念彼観音力　時悉不敢害 若悪獣圍繞　利牙爪可怖 念彼観音力　疾走無〇方 観音経―偈文―⑦

或値怨賊繞　各執刀加害 念彼観音力　咸即起慈心 或遭王難苦　臨刑欲寿終 念彼観音力　刀尋段〇壊 　 観音経―偈文―⑥

或値怨賊繞　各執刀加害 念彼観音力　咸即起慈心 或遭王難苦　臨刑欲寿終 念彼観音力　刀尋段〇壊 　 観音経―偈文―⑤

或在須弥峰　為人所推堕 念彼観音力　如日虚空住 或被悪人逐　堕落金剛山 念彼観音力　不能損一毛 観音経―偈文―④

假使興害意　推落大火坑 念彼観音力　火坑変成池 或漂流巨海　龍魚諸鬼難 念彼観音力　波浪不能没 観音経―偈文―③

弘誓深如海　歴劫不思議 侍多千億佛　発大清浄願 我為汝略説　聞名及見身 心念不空過　能滅諸有苦 観音経―偈文―②

即説呪曰 羯諦　羯諦　波羅羯諦　波羅僧羯諦　 菩提薩婆訶 般若心経 摩訶般若波羅蜜多心-⑥

即説呪曰 羯諦　羯諦　波羅羯諦　波羅僧羯諦　 菩提薩婆訶 般若心経 摩訶般若波羅蜜多心経-⑥

得阿耨多羅三藐三菩提　 故知般若波羅蜜多　 是大神呪　是大明呪　 是無上呪　是無等等呪　 能除一切苦　真実不虚　 故説般若波羅蜜多呪　 摩訶般若波羅蜜多心経-⑤

心無罣礙　無罣礙故　無有恐怖　 遠離一切顛倒夢想　究竟涅槃　 三世諸仏　依般若波羅蜜多故　 摩訶般若波羅蜜多心経-④

無眼界　乃至無意識界　 無無明　亦無無明尽　 乃至無老死　亦無老死尽　 無苦集滅道　無智亦無得　以無所得故　 菩提薩埵　依般若波羅蜜多故 　 摩訶般若波羅蜜多心経-③

舍利子　是諸法空相 不生不滅　不垢不浄　不増不減　 是故空中　無色無受想行識　 無眼耳鼻舌身意　無色声香味触法　 摩訶般若波羅蜜多心経-②

摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩　行深般若波羅蜜多時　 照見五蘊皆空　度一切苦厄 舍利子　色不異空　空不異色 色即是空　空即是色 受想行識亦復如是　 摩訶般若波羅蜜多心経-①

さあ、大好きになるスターマイン （速射連発）だ。 私の知人は、多連装ロケット砲だと 言っているがね。 君も心待ちにしていたようだから、 今更ながら挨拶がわりだ！ さつきのスターマイン 弔花もいいもんだぜ。 謹んで受けてくれ。 なあ～に、今日のお代はいらねぇよ。

運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど めぐる暦は季節の中で 漂い乍ら過ぎてゆく 忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な ささやかな 僕の母の人生 無縁坂 ２－b （さだまさし）

いつかしら僕よりも 母は小さくなった 知らぬまに白い手は とても小さくなった 母はすべてを暦に刻んで 流して来たんだろう 悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに 無縁坂 ２－a

運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど そうゆうことって確かにあると あなたをみててそう思う 忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な ささやかな 僕の母の人生 無縁坂 １－b

無縁坂 母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登る度 いつもため息をついた ため息つけば それで済む 後だけは見ちゃだめと 笑ってた白い手は とてもやわらかだった 無縁坂 １－a

ひとりで寝る時にゃよぉー ラララ・・・・・ ラララ・・・・・ ひとり寝の子守歌-⑥

ひとりで寝る時にゃよぉー 夜明けの青さが 教えてくれるだろう ひとり者もいいもんだと ひとり寝の子守歌-⑤

ひとりで寝る時にゃよぉー 浮気な夜風が トントン戸をたたき お前を呼ぶだろう ひとり寝の子守歌-④

ひとりで寝る時にゃよぉー もみがら枕を 想い出がぬらすだろう 人恋しさに ひとり寝の子守歌-③

ひとりで寝る時にゃよぉー 天井のねずみが 歌ってくれるだろう いっしょに歌えよ ひとり寝の子守歌-②

ひとり寝の子守歌 ひとりで寝る時にゃよぉー ひざっ小僧が寒かろう おなごを抱くように あたためておやりよ ひとり寝の子守歌-①

あはれ 秋風よ 情（こころ）あらば 伝へてよ、 夫を失はざりし妻と 父を失はざりし 幼児（おさなご）と に伝へてよ ――男ありて 今日の夕餉に　ひとり さんまを食ひて 涙をながす　と。 秋刀魚の歌－⑤

あはれ 秋風よ 汝（なれ）こそは 見つらめ 世のつねならぬ かの団欒（まどゐ）を。 いかに 秋風よ いとせめて 証（あかし）せよ　かの一ときの 団欒ゆめに非（あら）ずと。 秋刀魚の歌－④

あはれ、人に捨てられんとする人妻と 妻にそむかれたる男と 食卓にむかへば、 愛うすき父を持ちし 女の児（こ）は 小さき箸（はし）を あやつりなやみつつ 父ならぬ男に さんまの腸（はら）を くれむと言ふにあらずや。 秋刀魚の歌－③

さんま、さんま そが上に 青き蜜柑の酸（す）をしたたらせて さんまを食ふは その男がふる里のならひなり。 そのならひを あ〇しみてなつかしみて女は いくたびか青き蜜柑をもぎて 夕餉にむかひけむ。 秋刀魚の歌－②

秋刀魚の歌 あはれ 秋風よ 情（こころ）あらば 伝へてよ ――男ありて 今日の夕餉（ゆふげ）に　ひとり さんまを食（くら）ひて 思ひにふける　と。 秋刀魚の歌－①

虫が鳴いている いま　ないておかなければ もう駄目だというふうに鳴いている しぜんと 涙をさそわれる ・・・・八木重吉・虫

朝雲流れて金色（こんじき）に照り　 平原果てなき東（ひんがし）の際（きわ） 連なる山脈（やまなみ） 玲瓏（れいろう）として　 今しも輝く紫紺の雪に 自然の藝術（たくみ）を 懐（なつかし）みつつ　 高鳴る血潮のほとばしりもて 貴（たふ）とき野心の訓（をし）へ培ひ 栄え行く　我等が寮を誇らずや 都ぞ弥生（北大・恵迪寮歌）―⑤

牧場（まきば）の若草陽炎燃えて　 森には桂の新緑萠（きざ）し 雲ゆく雲雀に延齢草の　 真白（ましろ）の花影さゆらぎて立つ 今こそ溢れぬ清和の陽光（ひかり）　 小河の潯（ほとり）をさまよひゆけば うつくしからずや咲く水芭蕉 春の日の　この北の国幸多し 都ぞ弥生（北大・恵迪寮歌）―④

寒月懸（かか）れる針葉樹林　 橇（そり）の音（ね）凍りて物皆寒く 野もせに乱るる清白の雪　 沈黙（しじま）の暁霏々（ひひ）として舞ふ ああその朔風飊々（ひょうひょう）として　 荒（すさ）ぶる吹雪の逆巻くを見よ ああその蒼空（そうくう）梢聯（つら）ねて 樹氷咲く　壮麗の地をここに見よ 都ぞ弥生（北大・恵迪寮歌）―③

豊かに稔（みの）れる石狩の野に　 雁（かりがね）遥々（はるばる）沈みて ゆけば羊群声なく牧舎に帰り　 手稲の嶺（いただき）黄昏 （たそがれ）こめぬ 雄々しく聳（そび）ゆる楡（にれ）の梢　 打振る野分（のわき）に破壊（はゑ）の葉音の さやめく甍（いらか）に久遠（くをん）の光り おごそかに　北極星を仰ぐ哉（かな） 都ぞ弥生（北大・恵迪寮歌）―②

都ぞ弥生 都ぞ弥生の雲紫（くもむらさき）に　 花の香漂ふ宴遊（うたげ）の筵（むしろ） 尽きせぬ奢（おごり）に濃き紅や　 その春暮ては移らふ色の 夢こそ一時（ひととき）青き繁みに　 燃えなん我胸想ひを載せて 星影冴（さや）かに光れる北を 人の世の　清き国ぞとあこがれぬ 都ぞ弥生（北大・恵迪寮歌）―①

寮友（ともどち）よ 徒（いたず）らに 明日の運命（さだめ）を嘆かんよりは 林中に 篝火（かがりび）を 焚（た）きて、 去りては再び帰らざる 若き日の感激を 謳歌（うた）はん。 都ぞ弥生（北大・恵迪（けいてき）寮歌） ―前口上（陵謳春賦）―

然（しか）れども、見ずや 穹北（きゅうほく）に 瞬（またた）く 星斗（せいと）、永久（とわ）に曇りなく、 雲とまがふ万朶（ばんだ）の 桜花(おうか)、久遠（くおん）に 萎（な）えざるを。

吾等（われら）が 三年（みとせ）を 契（ちぎ）る絢爛（けんらん）の、 その饗宴（うたげ）は、 げに過ぎ易（やす）し。