【記者会見】7・6新木場で角田プロデュース興行『CROSS』開催&全カード発表! メインは角田&本間多恵vs安納サオリ&なつぽいで特別リングアナに相羽あいな! 第1試合のレフェリーにひめか!「ここでじゃないと交われない」(角田)
20日、東京・神田明神文化交流館「令和の間」にて角田奈穂が会見を開き、7・6新木場1stRINGにて自身のプロデュース興行を開催することを発表した。
角田 経緯としましては…引退が決まって、その前にもう一度リングで会いたい人がいるってことと。引退ロードの中で思い描いていた、実現させたいカードがあるっていう夢がありまして。こちらの願いを会社の方にお伝えさせていただいて、実現ができることになりました。引退前、最後にこうして力を貸してくださる会社のみなさんと、そして選手の皆さんにとても感謝をしております。ありがとうございます。場所が新木場1stRINGということなんですけど。引退の最後の試合もすでに新木場1stRINGで発表させていただいているのですが、お客様からはもっと大きな会場でできないのかとか、色々ご意見はいただいたのですけども、新木場って場所が私にとってすごく思い出深い会場でして。デビューと前団体の卒業、そして東京女子に参戦させていただくようになって一番最初の試合。すべてが新木場1stRINGなので、ものすごく私個人としても思い入れの詰まった場所ですし。その場所でもう一度会いたい人たちと思い出作りができたらなと思って、新木場1stRINGを選ばせていただきました。というわけで、さっそくなんですけど…全4試合ありまして、対戦カードの方を発表させていただきます。
○第一試合 20分一本勝負
チェリー vs 関口翔
※特別レフェリー…ひめか
角田 この2人のシングルマッチなんですけど、チェリーさんは前の団体にいた時にものすごくプロレスが辛くなって、楽しくないなってすごく悩んだ時に個人でとても親身になって相談に乗っていただいて。チェリーさんとのシングルマッチで、もう1回プロレス楽しいなって思えた、私にとってはすごく大切な先輩で。チェリーさんとの試合によってあの時自分は踏ん張れたなって、ずっとその思いを胸にここまでこれたので、ぜひチェリーさんには参戦していただきたいと思って今回お願いしました。関口翔はいまだにプライベートでも仲良くさせていただいていて、連絡を取り合う仲なので。私の最後の、こういう大事なタイミングにはいてほしいなと思って、出てくれない?ってお願いしました。そしてですね、この試合なんですけど、特別レフェリーとして昨年引退しましたひめかにレフェリーをお願いしようと思います。ひめかも翔と会う時は大体一緒なんですけど、プライベートでいまだに仲良くさせてもらってて。先にプロレスを引退をした先輩としても、私が考え始めた時にすごく相談に乗ってもらってたので。今回久々にみなさんの前に姿を見せてくれるっていうこともすごく嬉しいですし、特別レフェリーのひめか含め、チェリーさんと翔で第1試合から盛り上げていただけるんじゃないかなと思って。すごく楽しみにしています。
○第二試合 卒業記念「角田奈穂だらけのバトルロイヤル」時間無制限勝負
<出場選手>瑞希、鈴芽、遠藤有栖、原宿ぽむ、荒井優希
角田 こちらは東京女子から5名の選手に、私のコスチュームを着てバトルロイヤルをしていただきたいなと思っております。私、東京女子に上がってからのコスチュームが自分の着るの以外5着しかなかったので、今回5人になったんですけど。誰が何を着るかはちょっと選び難いので…5人で話し合って決めていただいて。むしろ私も当日、みんなの着てる姿を楽しみたいなと思ってます。荒井ちゃんは忙しい中でちょっと私のわがままで…最後もしかしたら難しいかもって、会えなくなっちゃうって思ってたので。ちょっとわがままを言ってお願いして、この日に頑張って来ていただけることになりました。なかなかファンクラブ興行とかでもコスチュームチェンジマッチという場にいなかったりするので、この5人のいつもと違う姿をお客様にも楽しんでいただけたらいいなと思います。
○第三試合 20分一本勝負
尾﨑妹加 vs HIMAWARI
角田 妹加も私には欠かせない、デビューが同日の同期なのでもちろんこの場にはいていただきたいですし。そしてHIMAWARIですね。23年組でも私はすごく期待の持てる、肝の据わった選手だなって思ってて。ファイトスタイル的にもすごくパワーを売りに頑張っているので、妹加とのシングルマッチはすごく見ごたえがあるんじゃないかなというか、私が見たかったシングルマッチなので。妹加の対戦相手にHIMAWARIを選ばせていただきました。HIMAWARIに頑張ってほしいなと思います。
○メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
角田奈穂&本間多恵 vs なつぽい&安納サオリ
※特別リングアナウンサー…相羽あいな
角田 そして最後、メインですね。角田奈穂&本間多恵vsなつぽい&安納サオリ。ということで、今日は実はずっと待ってもらってるんですよ。なので今日は3人にも入ってきていただきたいなと思います。みんな~来て~、呼んでるよ~。
(3人が登壇)こんなことありますか? めっちゃスペシャルだよ~。めっちゃ嬉しいー。ラフに来てって言ったらホントにラフなかんじで来ました(笑)。嬉しい、ありがとうございます。このタッグマッチ、私がまずは先に話させてもらおうかな。私には欠かせない大事な同期たちなので、ずっとね…それぞれがそれぞれのタイミングでバラバラになって、それぞれの道を歩んで。もうすぐ、今月で我々9周年、10年目になったわけですけど、久々に引退っていう機にこうして対戦させていただけるのはすごく嬉しくて。多恵もだし、スターダムさんにもご協力いただいて、岡田社長のご理解もあって、今回の試合が実現しました。ホントにありがとうございます。いままでやってきた、バラバラで歩んできた道でまたこうやってリングで対戦できるのは楽しみだなって、嬉しいなって思うし。1個だけ言いたいのは、今日ここにくるまでに4人で昼にご飯食べてたんですよ。待ち合わせたんですけど、誰ひとり約束の時間に来なかった。全員遅刻…もう慣れてるんですけど、試合当日は入り時間遅刻しないように来てくれたらいいなと思います。よろしくお願いします。
本間 トラブル前にホウレンソウ“特攻隊長”の本間多恵です。
角田 変わんないね(笑)。ずっと言ってるんだね。
本間 ずっと。奈穂も言ってましたけど、もうすぐ9周年を迎えるんですけど、9年間変わらずにこのキャッチフレーズ言い続けてる唯一の人じゃないですか? この日、1日かぎりの私たちの知る人と知る以下省略。が限定で復活させていただけるということで、ホントにホントに楽しみにしています。奈穂ちゃんが引退するのはめちゃめちゃ寂しいですけど、でも満面の笑みで『やり切った!』っていうかんじで報告を受けていますので、引退までしっかりと見送らせていただくためにも、この素敵な興行で一緒に暴れて勝ちにいきましょう。
安納 この4人の思い出話をすると3日くらいかかると思うので、興味ある方は取材をお願いします(笑)。私たち、この4人でご飯行った回数を数えたんですね。さっきランチ行ったので、それを入れたらたったの3回。
角田 嘘でしょ?
安納 4人で行くのが3回で。
なつぽい ほんと?
安納 9年間付き合いあるのに3回しか行ってへんで。まぁお互いみなさん自由やしさ、それぞれあれやで。
角田 仲悪いみたいに見えない?(笑)。
安納 でもさ、こんなうちらがさ、またリングで再び遭遇する意味、分かりますか? 私は分からへん。意味なんてない。意味なんてなくてもそろうのが初期メンなんですよ。これが初期メンです。
なつぽい 何言ってるかわかんない(笑)。
角田 いいこと風に言って…。
安納 うるさい、黙って! 私たちな、闘った日を調べて。
なつぽい めっちゃ調べるやん(笑)。
角田 偉いね、準備して。
本間 教えて~。
安納 最後にリングであったのは2018年の12月やった(2018年12月20日、Begining新木場1stRING大会、安納&角田vs万喜なつみ&本間多恵)。だから5年ぶりやで。5年ぶりにリングで会いましょう。
なつぽい すごいね、奈穂ちゃん。カードもさっきから聞いてたけど、ホントに奈穂ちゃんのプロレスのすべてが詰まってる興行だなって思ったし。このカードを揃えたはホントにすごいなと思いました。そんななかでメインで初期メン4人が同じリングに上がる日がまた来るなんて想像もしてなかったところがあったので、めちゃくちゃ嬉しいなと思います。まぁね、みんないっぱい話してたけどもう特に言うことないんですけど…(笑)。
角田 そんな喋ってないよ?
なつぽい (笑)。ホントに自由だし、奈穂ちゃんがいないとうちらダメなんだよ。暴走しちゃうの、みんな。だからツッコミの奈穂ちゃんがいてくれて今も記者会見成り立ってるなっていうかんじなんですけど。いつもありがとうございます。いつだっけ…7月の4日? 6日はちゃんとみんな時間通り来ようね。ということで、スペシャルマッチ楽しみにしていてください!
角田 まぁなつみ(なつぽい)が一番心配なんですけど。一番遅刻するので。
なつぽい ねぇあのさ…ごめん、なんでもない。無駄話しようとした(笑)。
角田 後で聞くわ。岡田社長、すみません。この2人に前夜のリマインドで入り時間の連絡を必ずお願いします。もう1個言わせて。そして、このメインだけスペシャルリングアナウンサーをお願いしていまして。それがですね、相羽あいな! あいなにリングアナウンサーをお願いできることになりました。知らない人も多いかと思うんですけど、相羽あいなも私たちと尾崎妹加と一緒に同期でプロレスをしていた仲間で。まさなここで、超絶スペシャルですよ。私たちの名前をコールしていただけることになりました。嬉しい。こういう形でまた再会できるのがすごく嬉しいです。みなさんも楽しみにしていただければと思います。というわけで、発表が以上になります。
――大会名の『CROSS』はどういう意図から付けた?
角田 カードの通り、ここでじゃないと交われないといいますか。交わりという意味でこれまでのプロレスラー人生で出会ってきた人たちとバラバラになって、またここで交わるという意味で『CROSS』という名前にさせていただきました。
――これは角田選手の興行に東京女子プロレスが全面協力ということでいいか。
角田 今回は東京女子プロレスの興行というよりも私のプロデュース興行として東京女子プロレスに力を貸してくれた興行になります。
――角田選手以外の3人、改めて角田選手の引退を聞いた時の心境は?
本間 最初は普通に「嫌だ」って言いました(苦笑)。全然受け入れずに「嫌だ、嫌だ」「ダメ」「本当に?」みたいな感じだったんですけど、覚悟が決まっているのはわかっていたんですけど、気持ち的には「嫌だ」というのが溢れていたという感じですね。今でも嫌なものは嫌なんですけど、奈穂ちゃんが決めたタイミングでリングを卒業するのが一番いいと思いますので結果的に盛大に見送りたいなという気持ちで今は落ち着いてます。でも本当は嫌です。
安納 みんながいる時に報告してくれたよな? それを聞いた時に驚きもありましたけど、もうすぐ9年、リングでプロレスをしたけれど、この決断したことを聞いたことで、もしかしたらまたリングで出会えるかもしれないという気持ちが芽生えたので、それを今回実現できた…すごいやん。ちょっと嬉しさもありますよね。
なつぽい 話してくれた時にすがすがしい顔をしてたし、覚悟を決めている顔をしていたので、私は「とうとう決断したんだな」という感情だったんですけど、自分たちは同期だから同じプロレス人生の時間を過ごしてきて、自分はその決断はできなくて、その決断をするってすごいことだなって思うし、人生一回しかないから、全力で走ってきたこの9年間を一区切りつけようっていう決断は本当にすごいと思うんですよね。だから尊敬しました。本当にカッコいいなって思いました。
――今の3人の言葉を聞いて。
角田 会社に引退の気持ちを伝えにいく日の事務所に向かう、その直前まで一緒にいたんですよ、4人で。たぶんサオリが数えた数少ないご飯の(笑)。なんか仲悪いみたいになってないかな?(笑) 2人だけとかあるんですよ。4人揃うはなかなかなくて。グループLINEだけたまに動いたりしてて(笑)。そのタイミングで伝えた時になんか…だからそんな気持ちでいてくれたの?みたいな。一番、なつみ(なつぽい)が嬉しい。いいこと言ってくれるじゃんみたいな。4人でいるとすっごい真面目な話ってあんまりしないんですよ。フザけた話しかしないので、むしろこういう場をもらったことで、思いが聞けたぐらいな感じなので。なんかちょっと嬉しいですね。ありがとう。
――角田選手は、ほかの3人のリングでの活躍ぶりは?
角田 多恵はフリーなのによく週末いろんなところで試合をしているなって。自分が前の団体を辞めることを選んだ時に今後どうするかを考えて、フリーの道って不安がすごくあって、その中で、私が東京女子にお世話になった時間をずーっと一人で走り続けているので。毎週、名前見るしね。フリーとしてここまでずーっと個人で走れているっていうのが、なんかすごいなって。同い年なのでなおさらすごいなって。昨日も川崎いって、夜、千葉いってみたいな。その活動の幅に尊敬しているし。なつみ(なつぽい)は、相談にのってもらった上で、私は今ここにいるので。それがいつの間にか2人(安納となつぽい)でまた一緒にね。なんかこの2人って、どこまでいっても繋がっているんだなって、2人がこうやってスターダムに上がり始めた時に思いました。それぞれまた別の道にいるはずが、結局2人なんだなみたいな。上がり始めても結局タッグやるんだなって。すごいですよ。週プロさんの表紙飾った時とかって絶対におめでとうがあるんだよね、我々。グループLINEで「サオリ、表紙おめでとう」とか、なんか同期だからライバルだけどお互いを称え合って、自分たちを褒め合って一緒にここまできたみたいな感じなので。今回私は引退という道を選びましたけど、この3人はまだまだ辞めないので。まだまだプロレスラー街道を突っ走って欲しいなと思ってます。見に行きます。応援に行きます。ケガなく頑張って欲しいなと思います。