高校生のその事情・5
「エロス…ですか;」
「お前ら、どこが健全なテニス少年だ;」
「柘植コーチとか、アイツ指導してて、何も感じないんスか!?」
「感じるか!俺にはケツの青ぇガキにしか見えねえ」
「えーっ!?」
「マジ~!?」
「あ…でも、コーチはオレらと年代違うしな」
「あ。そっか、オレらのオヤジと同い年くらいだし、息子みたいにしか見えねえかもな」
所詮オッサンには分からない。そう結論づける教え子達に、柘植はワナワナと震えた。
「跡部くんねぇ…」
齋藤は跡部の姿を思い浮かべた。
跡部は金髪っぽい茶髪に色白で青い瞳をしている、日本人離れした少年だ。
顔立ちは整っているし、スラリとした体格で綺麗に引き締まっている。
まあ少なくとも、勝ち組25人の中学生達の中から高校生達が今回の投票を行うとすれば、必ず上位に入ることは誰でも予測できるだろう。
「アイツ、なんつってもスマッシュの時がなぁ…///」
「そうそう!たまんねぇよなあ!」
「「スマッシュ?」」
コーチ2人の声が被る。
「アイツ、スマッシュの時の腹チラがそそるんスよ!」
「これでもかってほど腹見えるよなぁ」
「下手すっと胸まで見えるぜ」
「マジ!?超見てぇ!///」
「待て、お前ら; 男の腹や胸が見えて何が面白ぇんだ;」
「ぁあ!?分かってねぇな!こっちはそんだけ女日照りなんスよ!#」
かなりキテいるらしく、コーチ相手なのに言葉遣いがぞんざいになっている。
(6に続く)
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