高校生のその事情・3
「…君達、これは?」
斎藤の微笑が却って怖い。
ブンブンと首を横に振る者、「すみません、すみません」と平謝りする者、それぞれだ。
紙にはこう書いてあった。
『今夜のオカズちゃん投票v』
…と。
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「…『女っ気の無いこの合宿所に25人の天使(?)が現れた。お前なら誰でヌく!? 中学生の中から1人選んで、オ○ペット大賞を決めようぜ、ブラザー!』……って、平理!天神!発起人はテメェらか!!#」
「ひいっ、すんません!;」
「でも、他の連中も殆ど回答してるっスよ~!;」
改めて正の字を数えれば、しっかり93人分。
つまり103人の高校生のうち約9割が参加したという事だ。
「テメェらなぁ、何考えてんだ? 中坊のガキ…しかも野郎相手にこんな下らねえ…。溜まってんならエロ本でも携帯のエロサイトでも見てコきゃあいいだろうが!」
柘植がおよそ教育者とは思えない台詞を口にする。
「でもコーチ! それだけじゃ哀しい時があるんスよ!」
「やっぱ生っスよ! 生じゃねぇとっ!」
「そうだよ!なのに、こんな山奥、通りすがる女もいるわけねえし!」
「唯一の希望だった医務室すら、男の医者だしよぉっ!(涙)」
「マジだぜ、畜生ぉっ!#!」
高校生達は男泣きに泣いた。
(4に続く)
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