身長差・6
「背…、伸びねぇかな;」
跡部はシンデレラの衣装を広げつつ「はああぁ~;」と盛大な溜息を吐いた。
「E~じゃん、跡部。マジで似合いそうだC~!」
「お前は抵抗ねえのかよ;」
「跡部くん、切原くん。王子役のご指名はありますか?」
「「は!?」」
「お姫様には王子が付き物でしょう。徳川くんとかどうですか?」
「俺から辞退します、コーチ」
「おや、残念ですねぇ」
「…ここにいる人の中から選べと?」
「いえ、1~5番コートのメンバーならどなたでも」
「えー; じゃあ俺、白石さんあたりで。まだ同じ中学生の方がマシっス;」
「はい。白雪姫の王子は白石くん、と。 シンデレラはどうしますか?」
もはや、名前すら呼んで貰えない状況に跡部は少なからず泣きたくなった。
「同じ学校の子にしますか?」
「いや、それだと条件に合うのはコイツなんで」
跡部は困ったようにジローを指差した。
忍足も鳳も6番コートだし、後は脱落組だ。
「じゃあ、入江くんとかは?」
「絶対、嫌です!#」
「酷いなぁ(苦笑)」
そんなに嫌わなくてもねえ、と言う入江に高校生達は「そ、そうっスよね;失礼っスよね、アイツ」と引きつった愛想笑いを浮かべた。
(7に続く)
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