身長差・5
「きっと似合うよ、楽しみだな(笑)」
「…俺よりもきっと入江さんの方がお似合いですよ。代わって差し上げましょうか#」

「ひいっ、お前なんて事を…!;」
「ばっ、馬鹿!命が惜しくねえのか!;」

入江の無責任な言葉に跡部も挑戦的な返事をする。
青ざめるのは周りの高校生達ばかりだ。

「中学生の俺達にこんな大役を頂いては申し訳ありませんから、入江さん是非」

言葉ばかりがへりくだっているが、瞳は完全に「ケンカ上等」と語っている。

しかし、入江も伊達に3番コートで番を張ってる訳ではない。

「うーん、代わってあげてもいいんだけどさ。ホラ、身長がね…。申し訳ないんだけど、たぶんドレスの丈が足りないと思うし、ここはやっぱり跡部くんがシンデレラで。ね?」

今の跡部のコンプレックスを見事に突いた上、衣装まで指定してくれた。

「~~~!#」


「えーと、跡部くんがシンデレラで、あとはどうしますか?」
「切原くんが白雪姫で芥川くんがアリスかな。その辺りが妥当でしょう、コーチ」

(この場の決定権は入江にあるのか…;)

全員が…鬼や徳川ですら、中学生に同情した。



(6に続く)
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