身長差・2
「えー、それ言ったら俺なんか168っスよ。跡部さんの方が高いじゃないっスか。170あるでしょ?」
切原がフォローなんだか抗議なんだか分からないような発言をした。が…
「175だ! だがな切原、テメェは2年だろうが!俺様は3年で、しかももう殆ど成長止まってんだよ!#」
跡部のキレっぷりは増すばかりだった。
「いいか、蔵兎座…お前は黙ってろ。たぶんお前の方が跡部よりデカい;」
「ハイ。ワカリマシタ」
とばっちりを食らうのを予測して、橘が成長期真っ盛りである1年の蔵兎座に耳打ちしてやった。
しかし、そこで珍しく目覚めていた救いの主が笑い声をあげた。
「あはは~。跡部って結構可愛E~とこあんでしょ?(笑)
でもさ~、俺なんか3年でも160しかないC~」
「ジロー」
「俺がついてるよ~、跡部」
「ジロー!」
ひしっとジローに抱きつく跡部に「やれやれ」と溜息を吐く仲間達。
しかしそこへ、もう1人の5番コートのメンバーがやってきた。
コートリーダーの鬼である。
「おお、お前ら。全員いるのか、ちょうどよかった」
「鬼さん」
「斎藤コーチが各コートから3人ずつ集めろと言うんでな、晩飯前のとこすまんが頼む」
「誰でもいいんですか?」
「いや、なるべく小柄なヤツがいいそうだ」
思わず場がシーン…となった。
あまりにも間が悪すぎた…。
(3に続く)
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