先日、フィリピン沿岸警備隊に三菱造船製の船舶5隻（1隻68億円）を支援するニュースが流れた。ベトナム人労働者の医療保険も許せん話じゃがこれは朗報じゃ！
ODA（政府開発援助）による円借款じゃ！ そこで今日は兵器輸出の歴史から語るぞ！
まず、
三井物産など各財閥が集まって
泰平組合というのを明治時代に設立した。
そこで命中制度の良い三八式歩兵銃と三八式実包（弾）の輸出がスタートした。
実は、第一次世界大戦で日本が好景気になったのも
日本製の武器弾薬の輸出が伸びたからじゃ。
独仏が激突し70万人以上の戦死傷者をだしたヴェルダンの戦いでは
日本製の弾丸が大量に消費されていたのは知られざる歴史じゃ。
その後、三菱が参加すると泰平組合が解散して『昭和通商』になった。
ここから、輸出品目は増加し、
海防戦艦から軽戦車まで幅広く輸出した。
そして第二次世界大戦が終わると、
武器輸出は終わったかのように見えた。
しかし！
朝鮮戦争（1950-53）が始まるとアメリカから受注が来て
砲弾や兵器の部品生産が始まった！
平和憲法のもと
平和のために砲弾を生産して海外輸出していたわけじゃ！
この経済効果は約36億ドル（当時のドル円で1兆2960億円）あった。
昭和25年の国家予算は5461万円だから、まあすごい経済効果なわけじゃ。
こうして「神武景気」（初代天皇が即位して以来の好景気）と呼ばれたのは
小学校でみんな習ったよな！
その後も日本は現在まで小銃などの輸出を続け、
ウクライナ戦争でも豊和工業のHM1500ライフルが
狙撃銃として活躍している。
ただ、みんなも知っている通り、
武器輸出三原則（新旧）の超法規的措置で制限があり、
その規模は小さく、年間100億円前後じゃ。
このため、近年の日本企業は防衛産業から相次いで離脱している。
ダイセル（大日本セルロイド）やコマツ、
住友重機なども自衛隊への納入事業から撤退した。
どれも政治が悪いからじゃ。
考えてもみてほしい。
平和憲法の下で大量の兵器が生産され輸出され、
日本経済は復活した。
それをいち政治家によるなんか知らん原則で制限できる、というのはおかしいじゃろ。
もちろん、日本に牙を向く共産圏への輸出は絶対にダメじゃ。
現に1987年には東芝の系列会社がソ連に工作機械を違法に輸出してな、
それでソ連海軍は静音性に優れた潜水艦スクリューをつくれるようになって
アメリカが大激怒した事件があった。
静音でスクリュー音を聴取できる距離が短くなったから、
防衛の潜水艦の数を増やさなければならなくなっただろ！と。
もっともな話じゃ。
確かに、武器を輸出するのはなんか嫌な気持ちがする人もいるかもしれない。
軍事技術への忌避じゃな。
ただ、大学教授らが「軍事技術反対」という声明を
インターネット（軍事技術）を使って発表しているように、
現代ではもはや軍事用か民生用かの区別は難しい。
ドローンは農薬散布にも自爆にも使えるわけじゃ。
ランドクルーザーでフランス軍は装甲車を作ったし
テロリストはトヨタ車を昔から使いまくっている。
そもそもな、兵器を輸出するのが
戦争への加担だと思うのは
独りよがりの偽善であり、間違っているとワシは思うんじゃ。
ウクライナではいま砲弾が不足しており、
砲弾がなければ負けて、
ウクライナの女性はレイプされ子どもも殺されてしまうわけじゃ。
岸田総理がウクライナの首都キーウ近郊のブチャを訪問し、
ロシア軍に殺された市民の集団墓地をみて
顔色が変わったのをみんなテレビでみたじゃろ。
それでも
日本は紛争地域に武器弾薬を送らないのが
正義だと言えるのか！
人として正しいと言えるのか！
確かに日本が設計した武器弾薬は、
まだ実戦データが無いからあまり売れないかもしれない。
しかし、他国が設計した武器弾薬をライセンス生産して輸出するやり方もある。
同じ敗戦国のドイツは
2023年に86億ドル、
イタリアは54億ドルの武器を輸出している。
世界はドイツ製のヘッケラー&コックや
イタリア製のベレッタを採用し装備している現実をみろ！
なぜ日本製が無い！
防衛産業を花開かせ
世界の平和を守るために日本人が武器をつくり売る。
それが経済復活じゃ！
みんなの意見を聞かせてな！
写真はこの文章を書く前のワシじゃ？
最後に宣伝させてな！
ワシの著作『われ、正気か！』は日本復活のためにどのような政策が必要かワシの考えをワシの地元、広島弁で沢山書いた。
読んで深く知り、一緒に日本を守ろうな！
amzn.asia/d/0F6WSxq
電子版も各社ある！
地元図書館や学校にリクエストして応援してな！
文章が気に入ったらフォローしてな！
