日本人クリエイターが持ちがちな「自身の生み出す著作物に対する極めて独占的でクローズドな考え方」は、自分にとっては非常に理解し難いものがある。
それでいて、二次創作の文化が非常に根付いていると言うのだから、なおさら意味がわからないが、そうした矛盾を抱えているのが日本人クリエイターのサガであり、結局のところは島国的自閉としか言いようがない。使いこなれたピンタレストを擁護し、類似するDanbooruを叩くのもそう。集団的無知がなせる業である。
そもそも日本の著作権法は「他人の利用に対する排除する権利」であると同時に「著作物の創造と利用を促進する」という目的がある、きわめてアンビバレントなものである。
だが、そのトレードオフをめぐる議論がクリエイター側でなされた記憶はない。うやむやのうちにここまで来てしまったのが実情だ。それは外国人からしたら、極めてハイコンテクストな文化だろう。多くの日本人クリエイターはコモンズ的な考え方に無知無理解だし、プライドが高いので、残念なことに「前者」のことしか考えていない節がある。
それゆえに大した実害がないにもかかわらず、二次利用を過大に悪と評価し、「お気持ち」次第で徹底的に叩き潰すことが慣例となっているが、それは本来、著作権法が目指した途ではない。むしろ公開した時点で作品は「公共財(コモンズ)」としての役割も果たすというのが自分の立場である。
著作権者は決して「神様」ではないのだが、この国はクリエイターに対する感情的な神様信仰がとにかく強いがゆえに、このギャップは未来永劫に埋まりそうもない。もちろん神としてのリスペクトも必要だと思うが、それが作り手側の無知や無理解を正当化する理由にならない。
Quote
KC Styleix Tempest | D, The Detraquance
@BattosaiEspada_
Imagine t’es fan d’une œuvre tu fait une colo pour partager ta passion et y’a le mangaka qui a fait cette œuvre qui vient en personne te dire «c’est moche supprime » comment j’me serai foutue en l’air x.com/ShinobuSeguchi…
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