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Conversation

日本人クリエイターが持ちがちな「自身の生み出す著作物に対する極めて独占的でクローズドな考え方」は、自分にとっては非常に理解し難いものがある。 それでいて、二次創作の文化が非常に根付いていると言うのだから、なおさら意味がわからないが、そうした矛盾を抱えているのが日本人クリエイターのサガであり、結局のところは島国的自閉としか言いようがない。使いこなれたピンタレストを擁護し、類似するDanbooruを叩くのもそう。集団的無知がなせる業である。 そもそも日本の著作権法は「他人の利用に対する排除する権利」であると同時に「著作物の創造と利用を促進する」という目的がある、きわめてアンビバレントなものである。 だが、そのトレードオフをめぐる議論がクリエイター側でなされた記憶はない。うやむやのうちにここまで来てしまったのが実情だ。それは外国人からしたら、極めてハイコンテクストな文化だろう。多くの日本人クリエイターはコモンズ的な考え方に無知無理解だし、プライドが高いので、残念なことに「前者」のことしか考えていない節がある。 それゆえに大した実害がないにもかかわらず、二次利用を過大に悪と評価し、「お気持ち」次第で徹底的に叩き潰すことが慣例となっているが、それは本来、著作権法が目指した途ではない。むしろ公開した時点で作品は「公共財(コモンズ)」としての役割も果たすというのが自分の立場である。 著作権者は決して「神様」ではないのだが、この国はクリエイターに対する感情的な神様信仰がとにかく強いがゆえに、このギャップは未来永劫に埋まりそうもない。もちろん神としてのリスペクトも必要だと思うが、それが作り手側の無知や無理解を正当化する理由にならない。
Quote
KC Styleix Tempest | D, The Detraquance
@BattosaiEspada_
Imagine t’es fan d’une œuvre tu fait une colo pour partager ta passion et y’a le mangaka qui a fait cette œuvre qui vient en personne te dire «c’est moche supprime » comment j’me serai foutue en l’air x.com/ShinobuSeguchi…

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1997年生まれ。特殊同人サークル「迷路」主宰/編集長。上京後、都内IT企業に勤務のかたわら批評雑誌『マンガ論争』のスタッフとなり、作文や編集に手を染める。現在は再々創刊された『映画秘宝』に鋭意執筆中。編著に『川本耕次に花束を』『鬼畜系サブカルの形成過程における制作者の役割に関する実証的研究』(ともに自費出版)がある。
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