「鬼滅の刃」にまつわる名字「栗花落」も…珍名続々!伝説のはんこ屋vs名字研究家
2月5日(金)放送の『沸騰ワード10』は、約3年に渡り番組で何度も取り上げてきた名字頂上決戦に再び密着。
この道48年の名字研究家・髙信幸男さんと、11万種類という日本一のはんこの品揃えを誇るはんこ屋・秀島徹さんとの10番勝負。
髙信さんがフリップに書いた名字のはんこが置いてあればその名字を、なければ降参のはんこを押すというシンプルなルールだ。
これまで髙信さんは11連敗。その負け姿を見て、視聴者から応援メールが51通も届いたそう。その中から、1時間かけて15個の珍名を厳選し、再び秀島さんに戦いを挑むことに…!
茨城と福岡の約900kmをまたいで行うリモート対決、スタート!(登場する名字の由来は諸説あり)
第1問:鹿伏兎
「最初は私が探した難読名字で行きます」と意気込む髙信さん。出題したのは、「鹿伏兎」という名字。
「まいりましたねぇ本当にもう」と言いつつはんこの山を探す秀島さん。
押印されたのは…
1問目は秀島さんの先制!
「かぶと」と読み、鹿や兎が伏せる、狩猟場をあらわしていると秀島さん。奈良県の山奥で狩猟を行っていた猟師が名乗った名字とのこと。
第2問:栗花落
続いて2問目。「今有名な“鬼滅の刃”に出てくる登場人物」の名前と髙信さんが出したのはこちら。
「つゆり」と読むこの名字。奈良時代に天皇に仕えていた役人が美しい姫と結婚するも、わずか3年で亡くなり、悲しんだ役人が社を設け、姫を祭ったところ栗の花が落ちる・梅雨入りの時期が来るたびにその社から泉が絶え間なく吹き出したという伝説から残された姫の一族が名乗った名字だという。
そんな切ないストーリーを持つ「栗花落」。果たして、秀島さんが押印したのは…
「もう50本以上売れた」と秀島さんが取り出したのは、「鬼滅の刃」と書かれたボックス。「小学生のお子さんが、あれが欲しい」と店にやってくるのだという。
これで秀島さんの2連勝!
第3問:背戸開地
続いて、髙信さんが出題したのはこちら。
今回も自分で調べた珍名「せとがいち」で挑むが…
あっさりと3勝を許してしまうことに…
第4問:近處
「これは全国で一軒!」という「近處」。
「まいったな〜」と言いながら押印されたのは…
なんと降参のはんこ!
ようやく勝ちの髙信さん。“きんじょ”と読むこちらの名字。處はところと読み、食用にも用いられる植物「トコロ」を表すそうで、その群生地の近くに住んでいた人が名乗った名字だという。
第5問:中虫壁
ようやく1勝できたところで、髙信さんさんが続いて出題したのは「中虫壁」。
簡単な文字の組み合わせで出来ているものの、難読名字で秀島さんの苦手分野だという。
結果は…
降参!
「なかむしかべ」と読み、虫は織物などに使われる植物のからむしを表し、からむしがたくさん生えた川辺に住んでいた人が名乗った名字とのこと。
「すぐに彫ります」と悔しそうな表情を見せる秀島さん。
第6問:塹江
続いては、「塹江」という名字。
「あれあれ?」と言いながらはんこを探す秀島さん。押印したのは…
実はこちら、「ほりえ」というよく聞く名字。塹という字は戦で敵の侵入から城を守るためのオホリを意味し、建城の際に塹を作った人が名乗った名字だそう。
ちなみによく見かける「堀江」の堀は街中の水路のことを意味しているとのこと。
第7問:女里谷
王手の一歩手前の崖っぷち状態で髙信さんが出題したのは…視聴者に教えてもらった全国で一軒だという「女里谷」。
小学生でも書けるような漢字の組み合わせだが、果たして秀島さんが押印したのは…
あまりの悔しさに「くっそ!降参」のはんこを押した秀島さん。
女は嫁を表し、お嫁さんのふるさとが谷にあったという理由からこの漢字を当てて名乗った名字だそう。
第8問:将基面
視聴者パワーで3勝4敗までもってきた髙信さん。続いて出題したのは、全国に2軒しかいないという「将基面」。
「しょうきめん」と読むこちらは、鎌倉時代に鍾馗(しょうき)さまという神様に作物を収め税金を免除された一族がのちに勢力争いで敗れ、生き延びるために文字を変えて名乗ったそう。
秀島さんが押印したのは…
実は秀島さん、最近彫った秘密のストックがあるそうで、「髙信先生が興味を持つであろうという名前を集めた髙信好みという名前のセット」にしているとのこと。
5対3で秀島さんが有利な状態に!
第9問:射り口
もう後がない髙信さん。「この名字はとっておきの幻の珍名」と全国1軒だという幻の珍名を出題!
名字にひらがなが混じっているが…
果たして秀島さんははんこを持っているのか…?
結果は降参!髙信さんが「今回私も初めて見た」というこちらの名字の読み方は「いりぐち」。的場の入り口に住んでいた人が名乗った名字だという。
第10問:鬣
5対4まで持ち直した髙信さん。「最後は自分の問題で勝負して勝ちたい」と名字研究家の意地とプライドにかけ勝負した名字が「鬣」。
総画数25画で、一文字の名字。
秀島さんの答えは…
「たてがみ」と読み方までばっちり回答した秀島さん。戦国時代に馬のたてがみを手入れしていた人が名乗った名字とのこと。
最後の最後に視聴者の力を借りずに挑戦したことで負けてしまった髙信さん。果たして、髙信さんが勝てる日は来るのか…?