大河ドラマ「光る君へ」

躍動せよ!平安の女たち男たち! 創造と想像の翼をはためかせた女性 紫式部

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大河ドラマ「光る君へ」紀行 第18回「京都府八幡市・京都市」

寛和(かんな)2年(986)、一条天皇が即位。そのきっかけとなったのが花山天皇を欺き、出家させたとされる藤原道兼です。

道兼は、一条天皇の即位行事、石清水八幡宮の行幸を取りしきり、左大臣・右大臣に相当する従二位(じゅにい)に出世。即位に合わせた行幸は、のちに恒例になったと『石清水八幡宮史』に記録されています。

道兼は、東山の麓、かつて粟田(あわた)と呼ばれた地に山荘を構えたことから、粟田殿と呼ばれました。
山荘では、歌会を開くなど多くの歌人たちと交流していたといわれています。

『栄花物語』には、屋敷の様子や障子に描かれた絵を題材に歌を作らせ、競わせた様子が語られています。

権力闘争渦巻く時代の中、和歌に傾倒していった道兼。
七日関白とも呼ばれ、その短い一生を終えたのです。
   


◆◇今回訪れたところ◇◆

~京都府八幡市・京都市~

≪石清水八幡宮≫
京阪電鉄「石清水八幡宮」からケーブル「ケーブル八幡宮山上」下車、徒歩5分

≪粟田口≫
市営地下鉄「東山」下車、徒歩4分


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