メモミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」は、多くの人々に共感と感動を与え続けています。
その理由は人生の教訓となる映画に秘められたメッセージにあります!
この記事では、グレイテスト・ショーマンが伝えたい6つのこと、最後の言葉のメッセージ、登場人物について考察しご紹介します。
なお、映画『グレイテスト・ショーマン』は実話を基にしたミュージカル映画で賛否両論あるようですが、ここでは、実話ではなく、映画に対する考案・感想をお話ししていきたいと思います。
映画『グレイテスト・ショーマン』の概要
『グレイテスト・ショーマン』は、2017年に公開されたアメリカのミュージカル映画で、19世紀に活躍した実在の興行師P・T・バーナムの人生を描いています。
貧しい仕立て屋の息子であるバーナムは、良家の令嬢チャリティと結婚し、幸せな家庭を築く一方で、様々な身体的特徴や個性を持つ人々を集めてショーを開催します。
バーナムのショーは大盛況になりますが、反対派もいました。バーナムの成功と挫折、そしてサーカスの世界を通じて感動的なストーリーが展開されます。
映画を観て感動の涙を流し、観終わったあとには、私も自分の人生を精一杯生きていこう、頑張ろう、と勇気をくれる映画だと私は思います。
『グレイテスト・ショーマン』
・監督:マイケル・グレイシー
・キャスト:ヒュー・ジャックマン, ザック・エフロン, ミシェル・ウィリアムズ, レベッカ・ファーガソン, ゼンデイヤ, キアラ・セトル
出典:20th Century Studios
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたい6つのこと
映画「グレイテスト・ショーマン」で、主人公P・T・バーナムは、個性的な人々を集めて「ショー」を開催し、大成功を収めました。
多くの人たちがこの映画に感動する理由は、人生の教訓となる秘められたメッセージを伝えてくれるからではないでしょうか。
以下に、「グレイテスト・ショーマン」が伝えたい6つのメッセージをご紹介します。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたいこと①多様性と受容
バーナムは、さまざまな身体的特徴や個性を持つ人々を集めて、ショーを成功させました。
『グレイテスト・ショーマン』は「みんな違って、それが素晴らしい」ということを伝えています。
私たちは、誰もが違う人間です。
同じ顔、同じ性格、同じ考えを持つ人はいません。
違いを認め合い、尊重することの大切さを『グレイテスト・ショーマン』は教えてくれました。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたいこと②夢を追いかけることの大切さ
バーナムは、貧しい家庭出身ながらも、自分の夢を叶えるために努力し続けました。
そして、彼は他者にも夢を追い求める勇気や喜びを与えました。
『グレイテスト・ショーマン』は、どんな小さな夢でも大切にし、自分の夢を信じて追いかけていけばいつか叶うと教えてくれます。
困難や挫折もあるけれど、それが成長へのチャンスにもなります。
そして、夢の力が社会を変える可能性もあると伝えていると私は思います。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたいこと③家族の絆
『グレイテスト・ショーマン』は、家族との絆に関する重要なテーマも取り上げています。
バーナムは最初は名声や富に目がくらみ、家族や仲間をないがしろにしましたが、最後には彼らの大切さに気づきました。
家族とは血の繋がりだけでなく、困難に立ち向かい、成功や挫折を共有することで、まるで家族のようなつながりが生まれたサーカス団員たちの家族観も伝えています。
核家族の増えた現代においても、家族の大切さに目を向けるきっかけをくれるのではないでしょうか。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたいこと④自分らしく生きる勇気
バーナムのサーカスのスターたちは、社会から異端と見られ、自分を恥じていました。
しかしバーナムは彼らを見て、社会から身を隠すのではなく、特別な存在であると勇気づけます。
『グレイテスト・ショーマン』は、私たちに自分らしく生きる勇気を持つことの大切さを伝えてくれます。
私は私でいいのです。
自分には欠点や過ちがあっても、それが自分らしさであると受け入れよう。
個性や才能を大切にし、ありのままの自分に自信を持ちましょう。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたいこと⑤幸福と成功の定義
主人公のP.T. バーナムは最初は成功を求めすぎて大切なものを見失ってしまいますが、最終的には本当の幸福を見つける姿が描かれています。
『グレイテスト・ショーマン』は、成功と幸福はお金や名声を得ることではなく、自分自身が心から感じる喜びや充実感にあるということを教えてくれます。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたいこと⑥自分の過ちや失敗から学ぶことの重要さ
『グレイテスト・ショーマン』は、自分の過ちや失敗から学ぶことの大切さを伝えてくれます。
バーナムは、何度も失敗を経験しながらも、そのたびに学び、成長し、最終的には成功を収めました。
失敗を恐れて何も行動しなければ、何かを手に入れることも、成功することもありません。
しかし、失敗を恐れずに挑戦し、失敗から学び、成長することで、人はより良い人生を歩むことができるでしょう。
『グレイテスト・ショーマン』最後の言葉に秘められたメッセージ
映画『グレイテスト・ショーマン』でスクリーンに映し出された最後の言葉は以下です。
“The noblest art is that of making others happy.”
訳:「最も崇高な芸術とは、人を幸せにすることだ。」By P.T.バーナム
出典:映画スクエア
この言葉は、芸術が人々の心を動かし、喜びや感動を与え、幸せをもたらすものであるというバーナムの考え方を表していると思います。
また、「芸術」を「人が想像するもの:人生や人間関係、行動などの意味」と解釈した場合、この言葉は、バーナム自身の生き方を反映したものとも考えられます。
バーナムはショーを通じて、社会の常識や偏見によって傷つけられてきた人々を受け入れ、その個性や才能を輝かせることで、彼らの幸せを実現しようとしました。
『グレイテスト・ショーマン』は、「人は誰もが特別な存在であり、自分の可能性を信じたり、人を思いやることは、他人を幸せにすることに繋がる」という人生において大切なメッセージを届けてくれたんだと私は思いました。
『グレイテスト・ショーマン』登場人物を紹介
グレイテストショーマンに登場する家族や個性豊かなサーカス団員たちから、私たちは人生において大切なメッセージを伝えてもらいました。
ここでは、映画の登場人物・キャストをご紹介します。
【登場人物】P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)
P・T・バーナムは『グレイテスト・ショーマン』の主人公で、アメリカの興行師で、実在の人物です。
貧しい身分から起業家として成功を収めますが、その過程で家族や仲間との関係を失いかけます。
しかし、自分のショーが多くの人々に夢や希望を与えることに気づき、本当に大切なものを取り戻していく姿に共感し感動します。
【登場人物】フィリップ・カーライル(ザック・エフロン)
フィリップ・カーライルはバーナムのビジネスパートナーで劇作家です。
上流社会の出身でありながら、バーナムのショーに出演する人たちと打ち解けていく姿は心に響きます。
当時、禁断の恋の相手であった空中ブランコ芸人であるアンに恋に落ちますが、どうなるのでしょうか。
【登場人物】チャリティ・バーナム(ミシェル・ウィリアムズ)
チャリティ・バーナムは、P・T・バーナムの素敵な妻です。
裕福な家庭に育ち、親の反対を押し切ってバーナムと結婚します。
バーナムの夢を応援し、貧しい暮らしでも幸せに暮らしますが、夫が名声や成功に囚われていくことに不安を感じるようになり…。
【登場人物】キャロライン・バーナム(オースティン・ジョンソン)とヘレン・バーナム(キャメロン・シェリー)
キャロラインとヘレンは、P・T・バーナムとチャリティの娘たちです。
「この博物館には生きた人が足りないわ。」と素直に発言し、バーナムにサーカスという新しいショーのアイデアを与えます。
【登場人物】ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)
ジェニー・リンドは、スウェーデン出身オペラ歌手で、実在の人物。
バーナムのプロデュースで全米ツアーを敢行し、バーナムに恋愛感情を抱くようになります。
しかし、美人で歌の上手いジェニー・リンドにバーナムはなびかなかったんですね。
ジェニー・リンドは、バーナムがチャリティを愛していることに嫉妬し、ツアーは中止になってしまいます。
【登場人物】ジェームズ・ゴードン・ベネット(ポール・スパークス)
ジェームズ・ゴードン・ベネットはニューヨーク・ヘラルドの新聞記者で、実在の人物。実は19世紀に活躍した有名なジャーナリストでした。
バーナムのショーに対して批判的な記事を書きますが、ショーが人気を博すと、バーナムに興味を持ち始め、彼の動向を追いかけるなど人間味も感じられます。
【登場人物】ビクトリア女王(ゲイル・ランキン)
ビクトリア女王はイギリスの女王で、実在の人物。
ジェニーの公演を観に来た際にバーナムと知り合い興味を持ちます。
【登場人物】アン・ウィーラー(ゼンデイア)
アン・ウィーラーは、サーカス団の一員で空中ブランコ芸人です。
肌の色の違うアンは、フィリップと恋に落ちますが、交際を隠そうとするフィリップに傷つきます。
フィリップとは結ばれるのでしょうか…。
【登場人物】レティ・ルッツ(キアラ・セトル)
レティ・ルッツは、サーカス団員で多毛症のヒゲの生えた女性です。
これまで目立たないように生きてきましたが、ショーに参加し成長していく姿が心に響きます。
ありのままの自分を肯定する「ディス・イズ・ミー」を歌いあげるレティは見事な歌声の持ち主です。
【登場人物】親指トム将軍:チャールズ(サム・ハンフリー)
親指トム将軍はサーカス団員で、小人です。実在の人物。
22歳の青年ですが、低身長なのがコンプレックスで、以前は人から隠れるように生きてきました。
バーナムと出会い、自身に誇りを持つようになる姿が印象的です。
【登場人物】W・D・ウィーラー(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
W・D・ウィーラーはサーカス団員で空中ブランコ芸人です。
妹のアンが空中ブランコのパートナーです。
【登場人物】リーズ卿(ダニエル・エヴェレット)
リーズ卿はサーカス団員で巨漢の男性です。
実体重は230kgあり、本当に大きかったんですね。
『グレイテスト・ショーマン』の伝えたい6つのこと&最後の言葉|登場人物【まとめ】
以上、映画「グレイテスト・ショーマン」が伝えたい6つのことと最後の言葉のメッセージ、登場人物をご紹介しました。
「グレイテスト・ショーマン」が伝えたい6つのメッセージは、以下のとおりです。
・みんな違って、それが素晴らしい。
・夢を信じて追いかけていけば、いつか叶う。
・家族や仲間の絆を大切にしよう。
・ありのままの自分に自信を持ちましょう。
・成功と幸福は心から感じる喜びや充実感にある。
・失敗を恐れずに挑戦し、失敗から学ぼう。
これらのメッセージは、現代社会にも通じる普遍的なものですね。
・真の芸術とは幸せをもたらすものである。
・人は誰もが特別な存在であり、人を思いやることは、他人を幸せにすることに繋がる。
映画「グレイテスト・ショーマン」は、夢を追いかけることの大切さ、多様性を受け入れることの大切さ、そして自分らしく生きることの大切さを教えてくれました。
情熱や勇気、希望を持って何かに取り組みたいときに、繰り返し観たい映画です。
グレイテストショーマンは実話で本当は何があった?記事も参考にどうぞ。