元テレビ朝日社員の玉川徹氏(60)が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。衆院東京15区補選で選挙妨害と疑われる行為についてコメントした。

番組では、他候補の選挙カーをあおるような運転を仕掛けたり、他候補の演説中に電話ボックスの上に登って「おい」などと恫喝(どうかつ)するように質問したりするなどの実例を紹介。玉川氏は「(疑わしい行為をしている候補や陣営らが)さっきVTRの中で『法律に違反してませんよ』っていうような話だったんですけれども、法律に違反してなければ、何をやってもいいという考え方、これを良識のある有権者が受け入れると思いますか、って話なんですよ」と、うんざりするように語った。

そして「みんな紳士協定や慣例になっているけれども、それはいろんな候補の声が届くようにしましょう、と。どんな政党だって、どんな候補者だって、そういう風にしてやってるんですよね」と現状の選挙における“暗黙の了解”について述べ「法律を違反してなければ、人にどんな迷惑をかけてもいいんだ、みたいな人たちが、国民の中で大きな支持を得られるとは僕は思いませんね」と、あきれたように断じた。

さらに、玉川氏は「法改正を考えているんだったら、なるべく狭い範囲にした方がいいですね。拡声器で妨害してはいけないとか、広くしちゃうと別の使われ方をしちゃう可能性もあるから」と選挙妨害においての法改正にも言及した。

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