「絶対クビにしてやる」 自民・長谷川岳氏、官僚にも威圧的言動か

参院本会議で、委員会での議論の報告を終えた自民党の長谷川岳氏=国会内で2024年4月12日、平田明浩撮影

 地元自治体職員らに対する威圧的な言動が問題となっている自民党の長谷川岳参院議員(53)=北海道選挙区=が、中央省庁の職員らにも「クビにする」などと同様の言動をしていた疑いがあることが明らかになった。毎日新聞の取材に複数の官僚らが証言した。長谷川氏は議員活動を続ける意向を示しているが、官僚らは「すさまじいパワハラで尋常でない。議員を辞職すべきだ」と訴える。

 現在3期目の長谷川氏は北海道大在学中に「YOSAKOIソーラン祭り」を企画したことで知られる。2010年に初当選し、総務政務官、副総務相などを歴任した。

 問題が表沙汰となったのは、歌手の吉幾三氏が「航空機の中で態度が非常に横柄な国会議員がいた」と自身のユーチューブに昨年投稿し、今年3月に当該の議員が長谷川氏であると明らかにしたことだった。続いて北海道、札幌市など地元自治体の職員に対する長谷川氏の威圧的な言動が相次いで明るみに出たが、「霞が関」にも被害を訴える声がある。

 長谷川岳氏が中央省庁の官僚などにも威圧的な言動をしていた疑いが浮上した。
 背景には「55年体制」 自民・長谷川岳氏の官僚パワハラ疑惑【https://mainichi.jp/articles/20240513/k00/00m/010/182000c】
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「誰も関わりたくない」

 ある省庁の職員は数年前、政策について説明するため、長谷川氏の議員会館事務所を訪れた…

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