OBS Studioエンコーダ詳細解説
OBS Studioでは主に3つのエンコーダを選択することが出来るので各エンコーダの特性とおすすめの録画設定を解説します。
エンコーダの解説の前にレート制御の解説、レート制御にも色々種類があって、各自の使い方に適したものを選ぶことで高画質かと高圧縮化が出来る。
CBR 固定ビットレート方式(値が高いほど高画質)
メリット:ビットレートを高めの値に設定しておくことで高画質の動画を撮影出来ることと、再生負荷が軽いこと。それと編集ソフトでの音ズレが比較的起きづらい。
デメリット:常に同じビットレートを消費し続けるので動きの少ないシーンでは無駄に容量を消費する。
ABR 平均ビットレート方式(値が高いほど高画質)
メリット:後述するVBRとCBRのいいとこ取りをしたような仕様で、設定したビットレートになるように動きの多いシーンではビットレートを高めにして画質を維持し、動きの少ないシーンではその分ビットレートを抑えるという感じに、ビットレートを可変させるので圧縮効率がCBRより良い。
デメリット:平均値からのビットレートの変動幅には限界があるのでビットレートの可変が映像に追いつかずに画質が悪くなることがある
VBR 可変ビットレート(値が高いほど高画質)
メリット:ビットレートを可変させるので圧縮効率が良い、各フレームに対してビットレートの上限設定までビットレートを割り振れるので画質の劣化が少ない。
デメリット:映像の情報量が最大ビットレートの設定値より多いと画質が悪くなる。再生負荷は重め
CRF 品質基準ビットレート(値が低いほど高画質)
メリット:各フレームを一定の画質にするように処理するので画質が良い、動きの少ないシーンはビットレートを絞り圧縮率を高め動きが激しいシーンではビットレートを多めに割り振って画質をキープする。
デメリット:再生負荷は重め
CQP 固定量子化量(基本的な挙動はCRF?)
メリット:十分高い値にして、多めにビットレートを割り振れば高画質。ハードウェアエンコーダーが使える事がある。
デメリット:同容量なら、CRFより画質が悪くなる傾向にある、圧縮効率が悪い
OBSで使えるエンコーダーの特性解説。

NVENC:
NVIDIAのグラフィックボードに搭載されたハードウェアエンコーダーを使うことで、ほぼ無負荷で録画することが出来る。
使えるレート制御は(GTX970)でCBR、VBR、CQP、無損失。
CBRは画質が悪いので論外、VBRも微妙な感じ。
CQPは圧縮率低めだけど画質は良い、値を低めに設定して高画質で録画したファイルをエンコードして高圧縮にする(二次エンコード)とかの使い方なら十分実用的。画質がそこそこでいいなら二次エンコードなしでもいける。
無損失は文字通りな感じなのでファイルサイズが凄まじいことになる1分で(200MB~数GB)ただ画質はめっちゃいい。これも二次エンコードをするなら実用的。しないならファイルサイズ的にHDD空き容量がやばいことに・・・
おすすめ設定(二次エンコードなし版)

QuickSync:
インテルのCPU内蔵GPUを使ってエンコードするので、CPU負荷ほぼなしで録画することが出来る。ゲームを内蔵GPUでプレイしている場合はGPUパワーが一部エンコードに使われるのでゲームのFPSが下がるかも。
使えるレート制御は(i7 3770k)でCBR、VBR、CQP、AVBR(おそらくABRと似た挙動)
基本的には同じハードウェアエンコーダーなのでNVENCとほぼ同じ挙動。
おすすめ設定

x264:
CPUを使ったソフトウエアエンコーダー、CPUを使ってエンコードするのでCPUを多めに使うゲームをプレイしながらだとCPUパワー不足でゲームがカクカクになるか録画動画がカクカクになることがある。ただ、同じ容量なら画質は一番良い
使えるレート制御はCBR、ABR、VBR、CRF
CBR、そこそこのビットレートに設定することで、大きく動くシーン以外はそこそこの画質で録画できる。
ABR、同じビットレート指定ならCBRより画質が良くなる。
VBR、OBSではビットレートの項目の値が最大ビットレートの設定で、目標ビットレートはCRF指定で指定する模様、最大ビットレート制限付きのCRFといったところだろうか。
CRF、画質が解像度に左右されない、圧縮率も高いのでおすすめ。
おすすめ設定

エンコーダの解説の前にレート制御の解説、レート制御にも色々種類があって、各自の使い方に適したものを選ぶことで高画質かと高圧縮化が出来る。
CBR 固定ビットレート方式(値が高いほど高画質)
メリット:ビットレートを高めの値に設定しておくことで高画質の動画を撮影出来ることと、再生負荷が軽いこと。それと編集ソフトでの音ズレが比較的起きづらい。
デメリット:常に同じビットレートを消費し続けるので動きの少ないシーンでは無駄に容量を消費する。
ABR 平均ビットレート方式(値が高いほど高画質)
メリット:後述するVBRとCBRのいいとこ取りをしたような仕様で、設定したビットレートになるように動きの多いシーンではビットレートを高めにして画質を維持し、動きの少ないシーンではその分ビットレートを抑えるという感じに、ビットレートを可変させるので圧縮効率がCBRより良い。
デメリット:平均値からのビットレートの変動幅には限界があるのでビットレートの可変が映像に追いつかずに画質が悪くなることがある
VBR 可変ビットレート(値が高いほど高画質)
メリット:ビットレートを可変させるので圧縮効率が良い、各フレームに対してビットレートの上限設定までビットレートを割り振れるので画質の劣化が少ない。
デメリット:映像の情報量が最大ビットレートの設定値より多いと画質が悪くなる。再生負荷は重め
CRF 品質基準ビットレート(値が低いほど高画質)
メリット:各フレームを一定の画質にするように処理するので画質が良い、動きの少ないシーンはビットレートを絞り圧縮率を高め動きが激しいシーンではビットレートを多めに割り振って画質をキープする。
デメリット:再生負荷は重め
CQP 固定量子化量(基本的な挙動はCRF?)
メリット:十分高い値にして、多めにビットレートを割り振れば高画質。ハードウェアエンコーダーが使える事がある。
デメリット:同容量なら、CRFより画質が悪くなる傾向にある、圧縮効率が悪い
OBSで使えるエンコーダーの特性解説。
NVENC:
NVIDIAのグラフィックボードに搭載されたハードウェアエンコーダーを使うことで、ほぼ無負荷で録画することが出来る。
使えるレート制御は(GTX970)でCBR、VBR、CQP、無損失。
CBRは画質が悪いので論外、VBRも微妙な感じ。
CQPは圧縮率低めだけど画質は良い、値を低めに設定して高画質で録画したファイルをエンコードして高圧縮にする(二次エンコード)とかの使い方なら十分実用的。画質がそこそこでいいなら二次エンコードなしでもいける。
無損失は文字通りな感じなのでファイルサイズが凄まじいことになる1分で(200MB~数GB)ただ画質はめっちゃいい。これも二次エンコードをするなら実用的。しないならファイルサイズ的にHDD空き容量がやばいことに・・・
おすすめ設定(二次エンコードなし版)
QuickSync:
インテルのCPU内蔵GPUを使ってエンコードするので、CPU負荷ほぼなしで録画することが出来る。ゲームを内蔵GPUでプレイしている場合はGPUパワーが一部エンコードに使われるのでゲームのFPSが下がるかも。
使えるレート制御は(i7 3770k)でCBR、VBR、CQP、AVBR(おそらくABRと似た挙動)
基本的には同じハードウェアエンコーダーなのでNVENCとほぼ同じ挙動。
おすすめ設定
x264:
CPUを使ったソフトウエアエンコーダー、CPUを使ってエンコードするのでCPUを多めに使うゲームをプレイしながらだとCPUパワー不足でゲームがカクカクになるか録画動画がカクカクになることがある。ただ、同じ容量なら画質は一番良い
使えるレート制御はCBR、ABR、VBR、CRF
CBR、そこそこのビットレートに設定することで、大きく動くシーン以外はそこそこの画質で録画できる。
ABR、同じビットレート指定ならCBRより画質が良くなる。
VBR、OBSではビットレートの項目の値が最大ビットレートの設定で、目標ビットレートはCRF指定で指定する模様、最大ビットレート制限付きのCRFといったところだろうか。
CRF、画質が解像度に左右されない、圧縮率も高いのでおすすめ。
おすすめ設定
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