【大塚食品】内部告発した社員が「一人部屋」へ…軟禁状態の勤務を強制 損害賠償を求め提訴
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関西テレビ
大塚食品の工場の衛生問題を内部告発した社員が「一人部署」に異動させられるなど、不当な扱いを受けたとして損害賠償を求める訴えを起こしました。 訴えを起こしたのは、大塚食品滋賀工場に勤める男性社員です。 訴状によると2021年、工場では「ポカリスエットパウダー」などを、一時的に保管する際に「非食品用のポリ袋」が使用されていて、ポリ袋からはホコリや樹脂片が検出されました。 大塚食品がこの件を委託元の大塚製薬などに報告しなかったため、男性社員は滋賀県食品安全監視センターに公益通報しました。 大塚食品は、県による2度の立ち入り調査と、口頭による行政指導を受けました。 その後、男性社員は「一人部署」に異動を命じられて仕事を与えられず、上司から監視されながら「軟禁状態」での勤務を強いられたため、うつ病を発症し休職したということです。 男性社員は大塚食品に対し、220万円の損害賠償を求め、大津地方裁判所に訴えを起こしました。 【原告の男性社員】「内部通報窓口が正常に働いて、自浄作用が働くようにまっとうな機能を示す、そういう会社に変わっていただきたい」 大塚食品は「訴状をまだ入手しておらず、内容が確認できていない」とコメントしています。
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