オスプレイ配備に抗議する市民グループ=12日午後、佐賀空港西側

 佐賀空港(佐賀市川副町)への自衛隊輸送機オスプレイ配備に反対する市民グループは12日、空港西側の駐屯地工事を止めるための抗議行動を実施した。強い雨風の中、県内外から参加した約40人が工事現場の入り口でマイクを握り、反対の意思を示した。

 「オスプレイストップ! 9条実施アクション佐賀」(代表・豊島耕一佐賀大名誉教授)が主催し、メンバーのほか、熊本市や福岡県久留米市など県外からも多くの人が駆け付けた。

 行動を開始する30分ほど前に工事現場のゲートが閉められた。それでも、参加者はゲート前でボードやのぼり旗を掲げ、午後2時から約30分間にわたって「豊かな佐賀平野の上空をオスプレイが飛ぶような現実に反対していこう」などと訴えた。

 豊島代表は「チラシを見てここに来た、という人もいて感動した。それだけ危機感を持っている人がいるということ。決してあきらめないで続けていきたい」と話した。(川﨑久美子)