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『バベットの晩餐会』 [映画]
『バベットの晩餐会』は、
20年近く前の地味な(とはいえ、この年すごく話題となった)
映画なんだけど、なんとなく時々、思い出す映画だ。
それは深く残っている映画だから。
この映画は、食欲が無い人に是非見てもらいたい。
それは、料理がとても美味しそうだから。
料理は、芸術で、官能的で、
そして、何よりも食べることが、とても幸せなことで、
敬虔な気持ちにすらなるという、
何を書いているか意味不明かもしれませんが、
それが体の芯からじんわりと分かってしまう、
そういう映画だから。
また敬虔なキリスト教徒と、料理の誘惑というテーマは、
今話題の某映画よりも、カトリックに対して、
ある意味危険であり、
また同時に深い理解を示しているとも言えるかも。
最近この映画を思い出すきっかけになったのは、
☆seedsbookさんのブログを見て
☆かもめ食堂という映画の紹介文を見て(見てないけど)
☆宮崎駿さんの『風の帰る場所』を読んでいたら、
「映画『バベットの晩餐会』なんか観ると、
これはすごい、こういのがやっぱり作品といえるもんだろうと
僕なんか思うんです。(省略)その一本の中に
なんかこう非常に大事なものがちゃんとあるんですよね」
という一節があった。
Amazonとかで調べたら、DVDは絶版なんですね。
とても残念です。
以下のページで、映画の概要が良く分かります。
(四方手を尽くして、この映画を見ようと思う人は、
結末は読まない方がいいかも。。)
http://plaza.rakuten.co.jp/ekatocato/4008
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バベットの晩餐会出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2000/04/19メディア: DVD 約15年ぶりに見ました。 確か大学卒業前に一人で見た記憶があります。 一言で言えば「心をこめてつくった素晴らしい料理が、年老いて頑なになってしまった人々の心を溶かし、豊かな…[続く]
♪「バベットの晩餐会」という映画の中で前回の記事で書いた「ドン・ジョヴァンニ」の誘惑のニ重唱のレッスン風景が出てきます。 「バベットの晩餐会」については去年の8月26日に一度書いています。 映画を見たときのパンフが出てきました。 アイザック・ディネーセンの原作(たぶん全てではないと…[続く]
キリスト教にはたくさんの教派があり、大きく分ければプロテスタントとカトリックということになりますが、プロテスタント教会にも実にさまざまな教派があります。 そして、教会での「音楽」のありかたも実にさまざまであります。 前の記事で「バベットの晩餐会」を取り上げました。 教会のシーンでは…[続く]
大好きな映画なのでこれまで何度か私のブログでも書きました。
TBさせていただきますのでご覧下さい。
by Cecilia (2006-06-11 07:08)
☆Ceciliaさん、はじめまして。
3本も記事を書いているなんて、この映画が好きなのが良く分かります。
宗教や芸術に対して無知である私は、この映画で表現されていることの内、料理が美味そうだということ以外は、随分見落としているので、Ceciliaさんの記事は、とても面白くて勉強になりました。この映画、猛烈に見たいんですが、DVD再販されないかなぁ。
by miron (2006-06-11 13:21)
はじめまして。とても興味深い記事でした。コメント残させていただきます。
食べるということは、それ自体、生の活動に直結していて、本能的欲求でもあり、芸術でもあり、文化でもあり、おそらく最大の娯楽でもある・・そう考えると壮大ですね。
食欲が乱れがちな私にはとてもよい刺激になりました。ありがとうございます。
またお邪魔させていただきます。
by えみる (2006-06-11 13:58)
☆えみるさん、はじめまして。
この記事は、食べることに対して問題を抱えている女性の方々に、
読んで頂きたいというか、
この映画を見てもらいたいと思って書きました。
だから、えみるさんの感想を読んでとても嬉しかったです。
by miron (2006-06-11 15:01)
こんにちは、はじめまして。
sknysさんのところからやってきました。
『かもめ食堂』の内容を見たときに(見てないのですが^^;)
私も『バベットの晩餐会』を思い起こしました。
慎ましやかな暮らしをしていた人たちの顔が
バベットの料理を食べて輝くところ、
そして思いがけない喜びにとまどうところが
とても印象に残っています。大好きだった映画です。
宮崎駿さんの映画でも、食べるシーンがとても魅力的ですよね。
ガシガシ、ワシワシとおいしそうに食べていて、見ていて楽しいです。
by miyuco (2006-06-11 19:54)
☆miyucoさん、はじめまして。
sknysさんのところからですか。
sknys先生、ありがとう。
『かもめ食堂』で、バベット思い出しますよね。
北欧と食事という発想なのかなぁ。
後、キャストから、ドラマ『やっぱり猫が好き』
を思い出しますよね。(室井滋はいないけど)
宮崎さんの作品の食べるシーン、
ガシガシ、ワシワシ
ていう感じ、良くわかります。
食べるということがとても魅力的ですよね。
あぁ何だかお腹が減ってきた。
サッカー見ながら、今夜は夜食だ。
by miron (2006-06-12 20:06)
この映画見られたんですね!
私の大好きな映画です。
ヴィデオにもDVDにもTvからとってあるのだけれど。。。
晩餐会がみんなにもたらす魔法のような”効果”が楽しかった、詩、素敵でしたね。
ラストの蝋燭のともし火には癒されます。
by seedsbook (2006-07-26 22:12)
☆seedsbookさんへ。
この映画をまた観たいと思いだしたのは、seedsbookさんの好きな映画を並べて書いてあった記事の中で見かけてからです。
あの料理は本当に魔法ですね。
日本も暑くなってきましたよ。
by miron (2006-07-28 13:09)